自然と共に歩む 『愛の手』 だより ◆薬剤師のブログ◆

お悩み相談専門店(漢方薬局と心のケア)として営んでます。薬草など自然を主体にご紹介し、感じることも色々綴ってます^-^  ≪あんく♪≫

著者 不詳

花か雑草かの違いは、判断の違いにすぎない。

 

【物や物事の見方、思考、捉え方などの判断は、とても大切だと想う。惑わされない「真実の視点」を持ちたい私。 あんく♪より】

  

◆4 『 陰と陽 バランス ②』 東洋医学(漢方・薬膳)より 

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陰と陽 すべてのバランスの大切さ 2         
                            【 体質とタイプ 中庸 千差万別 薬膳 】


皆さん、金環日食を見れましたか
「月・太陽」の重なりは、まさに「陰・陽」の重なる瞬間でもありますね

今回は、前回の続きの 「 陰・陽 」のバランスの大切さの続きで、
「 薬膳 」を主体に、綴りたいと思います

分り易いように、基本の例をあげて説明したいと思います
あくまでも、例としてご参考にして頂ければと思います。
  
      前回の記事にご興味のあるお方はこちらから 
      ◆4  『 陰と陽 バランス ①』  漢方・薬膳 より 
        【 陰・陽 自然と共に 変動 バランス 東洋と西洋 東洋(中)医学の良さ 】

では、フォト蔵さんの、バランスよく飛ぶ、美しい翼の鳥のフォトと共にご覧ください
  

      
後楽園 タンチョウ園内散策(5)
後楽園 タンチョウ園内散策(5) posted by (C)プレティオ



【 体質とタイプ 中庸 】
人の体質にも、
「生まれ持った先天のものと、育った環境による後天のものがあり」
異なります。

本来は、様々な症状や状態を調べて体質チエックをするのですが、
今回は、「暑がり」と「寒がり」の体質の項目に絞って説明したいと思います

通常、季節に関係なく
暑がりの人は、陽体質傾向にあり 
          冷たい、冷やす事(陰性)を好み 体を整えようとします。
冷え性の人は、陰体質傾向にあり、
          暖かく、温める事(陽性)を好み、体を整えようとします。

また、どちらでもない方は、その時の状態で選んでいると思います

             白鳥ランディング1
             白鳥ランディング1 posted by (C)qumyah

ただし、「 陽体質 」 だから、沢山 「 陰性」 をとれば良いわけでもありません
ひとつに偏ることは、別の バランス を崩して乱す事に繋がる場合があるからです。

また、暑がりの人で、辛いものが好きだからと、香辛料などを取り過ぎると 
辛いものは、体を温める作用があるので
体を更に温め、陰陽のバランスを崩し悪くなる場合もある訳です。

前回でも綴ったように、バランスの大切さです
このバランスの取れている状態を、東洋医学では 「 中庸 」 と表現しています。




もうひと羽ばたき/蒼鷺6
もうひと羽ばたき/蒼鷺6 posted by (C)qumyah



【 千差万別 】
ある部分では、人と同じ性質やタイプのようでも、
別の部分では、人と体質やタイプが異なることもあります
それにより、対処法も異なります。
どういう事かというと、

例えば、暑がりなタイプも様々です。
痩せ型タイプの暑がり と 水太りタイプの暑がり などで考えてみます。 (あくまでも例です)
このタイプの人が、何らかの要因で熱などの症状が現われた場合です


暑がり の・・・
      痩せ型タイプに多い  
                     喉が渇き、冷たい飲料を欲する場合などは、  
                     体内の水分が不足し潤すことができず、暑い状態の可能性があります。
               それが何らかの要因で悪化して、熱がでたり、手足のほてりなどの、
               症状などが出てきた場合は、
               身体を冷やしながら、体内に潤い(水分)を与える事が、  
                      基本的に必要になります。
                       
      水太りタイプに多い      
                     喉は渇くけど、水分を欲しない場合などは
               体内の余分な水分に熱がこもり、暑い状態の可能性があります。
               それが何らかの要因で悪化して、熱がでたり、身体が重だるくなどの
               症状が出てきた場合は、     
                     身体を冷やしならが、体内の余分な水分を除く事が、
               基本的に必要になります。
 
                チュウサギ 飛翔
                チュウサギ 飛翔 posted by (C)プレティオ

つまり、
暑いものは冷やし、不足しているものを補い、過剰なものは取り除く
ことで、バランスを取るのです。  分り易いですよね

この基本が分っていれば、悪化するのを防止できるようにも感じますが、、
現代の贅沢な環境(電化製品、食べ物、乗り物などなど)や、
またストレスが多い現代社会では、このバランスが崩れ易いようです

このように人により、体質も環境なども様々で、バランスの取り方も異なる訳です
また、四季の天候、性格などにもより異なり、症状の進行も様々です

症状やその進行が全く同じ人はいなく、『 千差万別 』 なのです

つまり、人により 「 一人ずつ対応や対処法が異なっている 」 のが
東洋医学(漢方・薬膳)なのです

西洋医学は、「 病状や症状 」 から薬や食を考えるのに対して、
東洋医学は、「 その人の体質 」 から薬や食を考えるので、対照的だとも言えると思います。


    *臓腑などにも性質と個性があり、また人により弱い臓器なども異なります。
      今回の記事では、複雑になるので省略しています。



左旋回ユリカモメ2
左旋回ユリカモメ2 posted by (C)qumyah



【 薬膳 】
便秘の症状で悩んでいる方は、多いと思います

西洋では、食物繊維の多いものや乳酸菌を摂取するようにすると思います。
では、東洋医学の視点からはどうでしょうか

上記でも説明しましたが、「 便秘 」 にも体質のタイプが様々で異なるのです
例えば、
暑がりの便秘と 寒がりの便秘では、薬膳は異なります
(臓器の性質や他のバランスもありますが、
      ここでは大まかな分類で考え、あくまでも例をあげます)

「 暑がりタイプで便秘傾向 」で悩んでいる場合の 簡単な薬膳を紹介すると、
   体の熱を冷まし、通便作用がある食材の      白菜       (平~涼性)
   食滞解消して、清熱し通便作用がある食材の   糸こんにゃく   (平~涼性)    
の二種の食材を用いて煮物や和え物を作ると、
暑さを清熱し通便する薬膳の一品が出来ると思います

また、消化機能が落ちている場合があるので、食材を細かく切るなどの
工夫をすると良いと思います

               漁港にて(カモメ)
               漁港にて(カモメ) posted by (C)プレティオ

但し、味付けにも注意が必要です。
上記でも綴りましたが、
七味や胡椒などで辛い味付けにすると、身体を温める作用が強まるので
暑がりの人には、あっさり、さっぱりの薄い味付けをお勧めします。

更に詳細に体質を分類でき、それに合う食材などを加えれば、
もっとバランスが取れた薬膳になるわけです

例えば、
暑がりの便秘の人は、体内(腸)の潤い少ない事が考えられ、
上記の便秘の一品に、
   腸に潤いを与える性質を持つ      白胡麻    (寒性)   
を混ぜれば、尚体質に合う薬膳の一品が出来上がる訳です

また、清熱して腸を潤す作用があるバナナをデザートにすると良いと思います

逆に 「 冷え性の便秘 」 の人は、上記のようなものは避ける事が必要であり、
主に、身体(特にお腹)を温めて、便通を促す薬膳を作ります。
例えば、ババナの場合は、焼いたりすると温める性質になると言われてます。

また、腸を潤す作用がある、バナナや胡麻は、
下痢し易い人や水太りタイプは、控えるほうが良い食べ物にもなります。

食物繊維や乳酸菌だけでなく この東洋の考えが加わわると、
もっと自分に合った食になると思いませんか

コンニャクやバナナがお通じに良い事を、ご存知の方はいると思いますが、
温・寒作用まで、考えていないのが通常と思います。

但し、同じ食材ばかり、同じ料理ばかりは、バランスを崩し易くなります。
やはり、「 バランス 」 が大切です


               コハクチョウ飛行(取舵)9
               コハクチョウ飛行(取舵)9 posted by (C)qumyah

薬膳というと、難しく捉えがちですが、意外に身近な食材でも簡単にできます。
薬膳や、養生などでは、その人に合った 食材の性質や調理法を上手く用いて 
身体の「 陰・陽 」 などの 「 バランスを整える考えが、基本 」に なります


現代では、
西洋の視点より、一般的な平均摂取量から  食材の 「 成分や栄養をカロリー 」 などを見て、
栄養管理をしますが、
薬膳では、一人一人に合う 「 食材などの性質 」 を用いて身体のバランスと取るわけです。

「 効く 」 と言う表現は、薬事法で問題になりますが、
薬膳の場合は、「 より身体のバランスを助けてくれる食事 」 と言う表現が
適切だと思います

体質を詳細に個人で理解するのは難しいと思いましが、
自分が分る範囲で、まずは自分を知ろうとする事に、意味があると感じています


これから、食材の性質なども、少しづつご紹介したいと思ってます

次回は、漢方薬の視点を含めて、まとめて綴りたいと思います



後楽園 タンチョウ園内散策(3)
後楽園 タンチョウ園内散策(3) posted by (C)プレティオ



皆さん如何でしたか
   あなたは  「 陰・陽 バランス 」 や 「 東洋医学(薬膳) 」 から
                           どんなメッセージや何を感じましたか


より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです











【 備 考 】
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説明の表現について : このブログの「東洋医学」とは、
               中医学より発展した、日本の漢方医学などを含めたものです。
               中医学は、古くからの書籍や学説(者)などにより少々異なり、
               色々な「派」の考えの中で、発展してきた経緯もあります。
               また日本に伝わり発展した、日本独自の「漢方医学」でも
               異なる部分もあります。 しかし根源は、同じものです。
               よって、表現や説明も様々な部分がありますので、
               その点は、ご参考にして下さい。


東洋医学 : 中医学や漢方医学また薬膳の捉え方の一部を、ご紹介させて頂いています。  
         東洋医学は、奥の深い医療です。
         同じ症状でも、個人により漢方薬は異なる場合もありますし、
         また、異なる疾患でも同じ漢方薬が処方される場合もあります。
         ご興味のあるお方は、まず専門の医師や薬剤師の方にご相談ください。 









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◆4 『 陰と陽 バランス ①』 東洋医学(漢方・薬膳)より 

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陰と陽 すべてのバランスの大切さ        
              【 陰・陽 自然と共に 変動 バランス 東洋と西洋 東洋(中)医学の良さ 】





2012 白鳥親子 (2)
2012 白鳥親子 (2) posted by (C)プレティオ



ゴールデンウィーク皆さん、如何お過ごしでしたか
私は、いつもと変わらない日々を過ごしました

先月、4月25日に、お陰様で「薬膳インストラクター」の資格認定書を取る事ができました
お店で、活かしたく思っていますが、
ブログでも、漢方視点を含めて、記載できればと思っております

本日は、五行ではなく、もっとも基本のひとつ
「 陰・陽 」 について触れて、綴りたいと思います

   東洋医学(中医学)は、古くからの書籍や学説(者)などにより少々異なり、
   色々な「派」の考えの中で、発展してきた経緯もあります。
   また日本に伝わり発展した、日本独自の「漢方医学」でも異なる部分もあります。
   しかし根源は、同じものです。よって、表現も様々な部分がありますので、
   その点は、ご参考にして下さい。



日の出 4
日の出 4 posted by (C)プレティオ



【 陰 ・ 陽 】
皆さん、「 陰・陽 」と言うと何を思い浮かべるでしょうか
古来から東洋(中)医学では
『 万物は、すべて 「 陰 ・ 陽 」 の二種の側面を持っている 』 と 捉えていました

その陰と陽の分類の一部をご紹介します。
 
  太陽  地  昼   明  温かい  夏・春  動  上昇   機能的

   月   天  夜   暗   寒い   冬・秋  静  下降   物質的

などです。

漢方(中)医学で いうと

  実 表 熱   整理機能(活動エネルギー)   背部   体表 上昇  過剰  躁

  虚 裏 寒  骨・血液・津液(水分)・臓腑など  腹部   体内 下降 抑制 鬱

などです。
なんとなく、ご理解いただけると思います

つまり、宇宙も、地球も、天体も、自然界も、また人間も、すべてが 「 陰・陽 」  から
成り立っていると捉えているのです
また東洋(中)医学には、古来から、「 人は小宇宙である 」 と捉えた考えがあるくらいです

古代の人々は
自然界のバランスの乱れと、人間の体調のバランスの乱れには 相対関係があると捉え
『 自然との共存の大切さ 』 を肌で感じていたようです

これは、前にご紹介した、インディアンの 「 メディスン 」 の考えにも通じてると思います


         ご興味のある方はどうぞ      
                  ◆『自然の摂理』とは・・・? インディアンの「メディスン」より
                  ◆地球からのメッセージ 『自然と共に歩む為に・・・』   

  

月
posted by (C)プレティオ



【 自然と共に生きる 】
古来から、人間は自然との共存が、人間の健康を左右することを経験で培ってきました

例えば
太陽に合わせた生活
四季の気象状況に合わせた生活
住んでいる土地や地理に合わせた生活
自然に合わせた生活 

などを心得て、自然と共にバランスをとって生きてきたのです

そして、人間の身体(体内)のバランスも同じ、だと考えたのです

例えば、「 臓腑・器官・組織 」、体内の 「 気・血・水 」 なども、「 陰・陽 」のように
人間の体も互いに助け合って、また反発しあって、バランスをとって成り立っており、
全体としての生理機能を担っていると捉えていたのです。

よって、体調不良や病気になる時は、このバランスが乱れていると考えたのです。
どれが強すぎても、弱すぎてもバランスは崩れてしまいます




内海 夕陽
内海 夕陽 posted by (C)プレティオ



【 陰・陽の変動 】
分りやすく説明すると、
夏 (陽) は、気温が上昇して、自然に暑い (陽) と感じ、
通常薄着して涼しくし (陰)、体を冷やす (陰) ものを食べてます。
暑い夏に、沢山服を着る人は、通常はいないと思います。
また、海やプールで泳いだり、冷たいものを好んで飲食しますよね。
でも、冷たいものを取りすぎると、逆にお腹を冷やし、こわす事もあります

このように、自然に逆らわず 自然と共に歩みながら、調整して 
『 「陽」 が強い場合は、「陰」 を与えて、上手く全体のバランスを整える 』 
と言う、生活をしてきた訳です。
逆も同じです。

天候や季節など 一日の中にも、一年の中にも、流れがあり、
常 「 陰・陽 」 は変化しています。
人間の体も、「陽」 に傾いたり、「陰」 に傾いたりして、「陰・陽」 は変化しています

天体や天候や季節と同じように、人も常に一定であることはなく、
常に、すべての 「 陰・陽 」 は、動き変動しています。

もちろん、見える部分だけでなく、見えない心の中の、感情の「 陰・陽 」 も 変動していますよね。
これは、生きている証でもあると言えると思います

すべてが、変動や変化しながら、バランスを取ろうとして成り立っているとも言えるわけです
それが、何らかの要因で、バランスを失い偏った状態になると 。。。

自然界では、天候は崩れて、それが長く続くと悪化し、天災へとなる場合があります。
人間では、症状が現われて、進行すると悪化し病気になる場合がある訳です。

どちらも、改善する場合もあれば、手の施しようが無い場合があるのは分って頂けると思います。

また、自然界のリズムを人間が崩せば、
              人間の体のリズムも崩しやすい状態に繋がっているのでは。。。

すべてが、『 自然の流れ 』 の中で、生きている事実です



月明かり
月明かり posted by (C)プレティオ



【 西洋と東洋のバランス 】
つまり、通常の生活で行っている事を、体にも取り入れて、
食事や生薬の性質を用いて、体のバランスを整える事が、漢方(中)医学の基盤でもあります。
それが、薬膳の養生であり、漢方薬の治療 でもある訳です。


西洋医学は、
「悪い部分を集中的に 治療する事 」 を得意にしているのに対して、
東洋(中)医学は
「 全体のバランスを整える事 」 を得意にしているとも表現できると思います。

現代では、共に必要な治療だと感じています

栄養学でも同じです。
現代の食事では、平均的な 『 食材の見える 「 栄養やカロリー 」』 などのバランスを考えて摂取しますが、
古来の食事では、自分に合った、『 食材の見えない 「 性質 」 』 を考えてバランスを取るよう摂取していたようです。

これも、どちらも必要だと感じます

西洋と東洋の それぞれの医学や食の知識を上手く用いて、
長所を活かし合い・不足を補い合い、バランスを取り合えば、
もっとより良い健康維持や改善が望めると感じています




整列
整列 posted by (C)プレティオ



【 東洋(中)医学の良さ 】
例えば、自然の食材で考えてみましょう。
見た目は同じトマトでも、生産地や生産方法や季節などで、
見えない部分で、異なるトマトになる事は解かるといます

より自然に生産されたトマトを、誰もが好むのではないでしょうか
何故好むかは、皆さんお分かりだと思います。 
それは、 「 健康なトマト  」 だと、分かっているからだと思います
人間も同じではないでしょうか  
どうすれば、健康であるのか。。。 本当は誰もが、知っている。。。

漢方薬が、自然の草木などを用いており、体に優しいと思っている方は多いと思いますが、
実は、東洋(中)医学の考えそのものが、実は体に優しい自然学でもあるのです
一人一人に合った、バランスを大切にする、自然学。

薬膳的考えも同じです。
食材が体によいと言う考えだけでなく、体に優しい自然学でもあるのです


残念ならが現在、日本は、東洋人でありながら、
東洋の考えのすばらしさや知恵を忘れ、失いつつあります
でも逆の視点で捉えれば、東洋の国ながら西洋が発展している国でもあります

西洋と東洋の両方の良さを取り入れ、互いの不足を補い合うことができるのは
もしかしたら、日本人かもしれません

(日本では現在、東洋と西洋の「統合医療」の声もあり、高まっている傾向もある)

次回は、この 「 陰・陽 」 について、もう少し詳しく触れたいと思います



対話
対話 posted by (C)プレティオ



皆さん如何でしたか
   あなたは  「 陰・陽 バランス 」 や 「 東洋(中)医学 」 から
                           どんなメッセージや何を感じましたか


より自然を身近に感じて
          何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです







【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 共有させて頂いています。
      (大切なフォトを、ありがとうございます)
      無断でのご使用はできませんので、ご了承ください。


説明の表現について : このブログの「東洋医学」とは、
            中医学より発展した、日本の漢方医学などを含めたものです。
            中医学は、古くからの書籍や学説(者)などにより少々異なり、
            色々な「派」の考えの中で、発展してきた経緯もあります。
            また日本に伝わり発展した、日本独自の「漢方医学」でも
            異なる部分もあります。 しかし根源は、同じものです。
            よって、表現や説明も様々な部分がありますので、
            その点は、ご参考にして下さい。


東洋医学 : 中医学や漢方医学また薬膳の捉え方の一部を、ご紹介させて頂いています。  
       東洋医学は、奥の深い医療です。
       同じ症状でも、個人により漢方薬は異なる場合もありますし、
       また、異なる疾患でも同じ漢方薬が処方される場合もあります。
       ご興味のあるお方は、まず専門の医師や薬剤師の方にご相談ください。 


           

◆28 『タンポポ類』  自然の「触れ合い」と「贈りもの」

Posted by あんく♪ on   10 comments   0 trackback  

   ★5月1日で ブログ開始1周年★

お陰様で、1周年を迎える事ができました
事故により、3ヶ月ほどお休みしましたが      どうにか、現在まで続いております
皆様の、温かいご訪問やコメントに感謝しております
ありがとうございます
今後も、マイペースで楽しく学びながら、更新ができたらと思います
どうぞ、よろしくお願いいたします
                
                            愛の手 あんく♪ 平成24年5月1日



 不思議な魅力がある 「タンポポ類」 達をご紹介
        【 食用 民間療法 漢方・生薬 ハーブ(タンポポコーヒ) 貴重な在来種 】
 


皆さん、春の花と言えば色々なお花が浮かぶと思います

その中のひとつに、私は、
子どもの頃、親しんだ、タンポポさん が浮かんでくる私です

タンポポの種を、吹いて飛ばした記憶があるのは、私だけでないと思います。
あの丸い浮遊する傘が付いた種は、とても魅力でした
また、タンポポの茎を折ると、白い液がでて、
茎は空洞で、ストロー状になっているのが 、私にとって
 「 不思議で魅力がある野花 」だったことを覚えています

皆さんは、いかがでしょうか

そんな 「タンポポ類」 達に付いて 今回は、綴りたいと思います

   *実は、タンポポの名は総称で、「タンポポ」という種名の植物は本来ないので、
    通常は、「タンポポ類」と表現されています。


太陽になりたい
太陽になりたい posted by (C)花信風


【 タンポポ類 】
科名 : キク科
中国名 : 蒲公英 ( ほこうえい )
使用部 : 根 又は 全草  
食用 : 根 と 全草

分布 : 東北地方南部から北九州
自生地 : 低地や人里などに自生 多年草

品種 : 品種は多く 大きく分けて   

         セイヨウタンポポ ・・・ 都市周辺に多く観られる。(春~秋)
         カントウタンポポ ・・昔関東に多く観られた。(春)
         シロバナタンポポ・・・関東以西に多い。(早春~春)
         カンサイタンポポ・・・現代ではほとんどみられまない。(春)

       その他、ヒロハタタンポポ、ミヤマタンポポなどがあるようです。



よりそいて たんぽぽ
よりそいて たんぽぽ posted by (C)花信風


【 食 用 】
全草はアクが強いので、重曹などでアク取りして、
和物や、炒めるで食する。
根は、千切りにして、キンピラや煮物などにする

【 その他の使用 】
≪海外≫
イギリスでは、染物に使用されたようです。
  根は、紫色。  花を用いて 黄色。    
の自然色を出すようです

≪日本≫
日本には、なんと 「 タンポポの花と葉 」 からなる家紋の
「 蒲公英紋 」 もあるそうですよ
どんな紋章でしょうね~



優しさに包まれて
優しさに包まれて posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 民間療法  と 漢方・生薬 】
ご存知の方もいると思いますが、
実は、「タンポポ」は、生薬でもあり、現在も漢方薬で使用されてます

≪ 蒲公英根 (ホコウエイコン)≫
  根は生薬としても有名で、現代でも使用されています。

   採取法
     日本に自生しているタンポポ類の品種を、同じように使用する。
     開花前~開花時に、茎葉をつけたまま根を掘り取り
     根を水洗いして土砂を除き、日干ししたもの。

   薬効
     胃のもたれ、食欲不振、消化不慮、健胃 、肝機能改善
     消炎、解熱、整腸、催乳、便秘 、発汗、強壮
     乳腺炎  などなど

≪ 漢方薬 ≫
   「 蒲公英湯 」 があります



落下傘
落下傘 posted by (C)qumyah


【 ハーブ 】
ハーブでは、葉と根が用いられてます

薬効は、似ている部分が多いのですが、
特に、どちらも強い、利尿作用があると言われてます。

≪ タ ンポポコーヒー ≫
   外来種の、セイヨウタンポポの根を、蒲公根と同じよう採取して乾燥する。
   それをフランパンなどで、淡いコーヒー色になるまで炒る。
   通常のコーヒー豆と同じ要領で、
   ミルで引いてフィルターにかけて、熱湯を注いで飲む。
   通常のコーヒー豆より、少なめ、もしくはお好みの量で


タンポポコーヒーは、通常のコーヒーの味によく似ています。
皆さんの飲まれた事ありますか

現代は、タンポポコーヒーのインスタントも販売されていますよ
当店でも、生活の木の「タンポポコーヒー」(純度100%)を取り扱ってます。
メーカーによって、味が随分と異なりますが、
(美味しいものと、そうでないものがあるようです)
生活の木の 「 タンポポコヒー 」 (クラッシック) は、とても飲み易く美味しいです
コーヒーをあまり好まない私も、飲みやすく気に入ってます
(「 生活の木 」では、様々な種類のハーブコーヒーがあります)

特に嬉しい事に、タンポポコーヒーには、カフェインが含まれてないのが特徴です
その上、デットクスにもなり、母乳の出を良くする作用は有名で
母乳がでない方にもお勧めです。 
 
通常のコーヒーや、生薬の蒲公英根は、体を冷やすとされています。
しかし、タンポポコーヒーは、タンポポの根を干して、更によく炒ってあるからだと思いますが、
体を冷やさずに温めるとされ、妊婦や冷え性の方にも勧められています


タンポポ花芯
タンポポ花芯 posted by (C)qumyah


【 在来種 】
上記でも、ご紹介しましたが、
タンポポには、外来種と在来種があります

ちなみに、外来種の見分け方ですが
   在来種は、外側の総苞片が上を向いていますが、
   外来種は、総苞片がそり返って下にさがっているのが特徴です。

で、実は、
皆さんがよく目にするタンポポのほとんどが、外来種の可能性が高いのです
そうなのです、悲しいことに
近年、本来の日本の在来種が、減少して少なくなっているのです

その理由のひとつに、
外来種は、繁殖力が強く、日本の在来タンポポが、その勢いに押されている状態のようです。   

そうなのです、一見、見た目ではわかりませんが
気付かないうちに、だんだんと、日本のタンポポが姿を消そうとしています
皆さんご存知でしたか
まるで、社会現象へのメッセージのようです

例えば、
  様々な食品、電化製品、日常品など 身近なものが
  安く購入できるようになったものの
  見た目が同じようでも、中国製や外国製品のものが増えていたり・・・

貿易関係により、同じようで異なるものでは
  有名な日本のみかんによる みかんジュース の姿を殆ど見なくなり、
  外国の オレンジジュース が主流になっていたり・・・

日本独自の伝統技術やオリジナル製品など、つまり日本製品が、
外国製品に押されて、気付かないうちに
どんどん消えているような感じでしょうか・・・


粒々水滴~o(*^▽^*)oエヘヘ!
粒々水滴~o(*^▽^*)oエヘヘ! posted by (C)ここわんこ


【タンポポ達のメッセージ】
気付いている方も多いと思いますが、大切な日本の独自のものが、消えつつある現状
日本にある 「 日本オリジナルや個性 」 が
気付いた時には、復活さえできなくなっているのかも・・・。 
外国製品や大手会社におされている、弱く小さな存在達・・・ そ
そして、それで苦しむのは、日本の自分達。。。
でも、このご時世、避けれない現状も事実

もしかしたら、日本独自の風習や習慣などにも 
あてはまる部分があるかもしれません
また、便利さや損得問題も大きく関係しているようにも感じます

この現象の要因は、一体なんでしょうか    色々とあると思いますが、
遠い未来をみつめて、真剣に考えていない、「 今がよければそれでよし状態 」 の
行動をとっている自分達に、気付いていない部分があるのかもしれません
また、横のつながりが薄くなり、繋がりのバランスが崩れている状態も、
関係しているのかもしれません

もしかして、大切な見えないものが、気付かずに消えつつある現状に、
人間は気付いていないのかもしれません
何か、とても寂しくなります。   未来は、どうなっていくのでしょうか・・・

難しい問題も多いですが、 せめて身近な日常生活において、どんな小さな事でも
未来を考えた「責任」ある行動が、もっと出来るようなになりたいと想う私がいます

意外に、気付かずに 「 この位は、いいやっ 」 と、未来に繋がる、
責任ある行動ができていない部分は、多いように感じてます


後で、後悔しない為にも。。。  手遅れになる前に。。。  

もしかしたら、タンポポ達は、そんなメッセージを伝えているのかもしれません・・・




          タンポポ+綿毛
           タンポポ+綿毛 posted by (C)qumyah



皆さん、如何でしたか
       あなたは、不思議な魅力ある親しみ深い 「 タンポポ類 」  達  から
                              どんなメッセージや何を感じましたか
  

より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです





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         自然界から分けて頂く気持ちで、植物達の繁殖や生育、
         自然界の環境を崩さないように心がけましょう。
         採取後の、自然界への感謝も忘れずに心がけたいものです。
         この感謝の想いが、自然の恵みや癒しを授かり、
         自然との共存に繋がる部分であると感じてます。
   




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