自然と共に歩む 『愛の手』 だより ◆薬剤師のブログ◆

お悩み相談専門店(漢方薬局と心のケア)として営んでます。薬草など自然を主体にご紹介し、感じることも色々綴ってます^-^  ≪あんく♪≫

著者 不詳

花か雑草かの違いは、判断の違いにすぎない。

 

【物や物事の見方、思考、捉え方などの判断は、とても大切だと想う。惑わされない「真実の視点」を持ちたい私。 あんく♪より】

  

◆12 『 五液と五臓 』  東洋医学(五行説)より

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身体の分泌液の東洋医学の捉え方
 【  津液とは 五臓と五液 異常な液 バランス=健康 地球=人間  
   薬の副作用 薬による薬の対処 真実に触れる事  バランス・調和の祈り  】


秋も深まり 紅葉も落ち葉に変わりつつありますね
急に寒くなったように感じます
皆さん、ご自愛くださいね

本日は、身体の水液の『 五液 』について、
フォト蔵さんの 美しい紅葉のフォトと共に、綴りたいと思います
まず、「津液」という用語から説明したいと思います



紅葉を求めて‐小国編(1)
紅葉を求めて‐小国編(1) posted by (C)プレティオ



【 津液 とは 】

水は、色々と変化するので、津駅・痰飲・水腫・湿などによって
名称され呼ばれています。
その中の 「 津液 」 とは、体内の 正常な水分 や水液 の総称になります
津液には、滋潤・滋養作用 があり、皮膚・関節・臓腑 など
身体のあらゆる場所に循環しています
これは、ご理解して頂けると思います。
水の身体の変化を、下記に示しました。

 ● 飲料  消化  栄養作用物質  精・精気   となる。
                                                 
        濁ったもの   尿  膀胱へ  排出

 ● 精気の一部  気化作用           
            (膀胱と小腸より)
        清いもの  五臓の経脈に注がれ  全身へ

                                               
分かりやすく言えば、身体の中の水分代謝模様ですね
つまり「 津液 」 は、 様々な作用を受けて 
血液に転化したり、五臓の作用を得て

  汗、  涕(てい:鼻水)、 涙、 涎(せん:よだれ)、唾(ツバ:唾液)  

の分泌液に転化している訳です。 
これらの分泌液が、 『 五液 』 と呼ばれており、五臓と関係しています
では次に、「 五蔵 」との関係について綴りたいと思います



>鶏足寺 赤く染まるか 山茶花も
鶏足寺 赤く染まるか 山茶花も posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 五臓 と 五液 】

上記しました、津液より発生した分泌はの 「 五液 」 は

  汗、  涕(てい:鼻水)、 涙、 涎(せん:よだれ)、唾(ツバ:唾液)  

で、それぞれの五臓の所属があります。


  肝     涙 

  心     汗

  脾      涎 (よだれ)

  肺     涕 (鼻水)

  腎     唾 (唾液)

 

それぞれの液が、外邪から身体・臓器を防衛してくれている訳です。
つまり、身体に欠かせない、水液ですね



輝く紅葉
輝く紅葉 posted by (C)プレティオ



【 異常な液 】

これらが、異常な状態になると その臓器・五臓の疾患を疑い考慮する訳です。

●涙が異常に多い場合や、乾燥しすぎている場合などは  肝の異常や疾患を考慮してみる

●汗が異常な場合などは               心の異常や疾患を考慮してみる

●よだれが異常に多い場合などは         脾の異常や疾患を考慮してみる

●鼻水の量が多かったり、詰まったりの場合などは  肺の異常や疾患を考慮してみる

●唾液が少なく乾きやすい場合は         腎の異常や疾患を考慮してみる
 

などなどです。



御船山楽園 紅葉まつり(2)
御船山楽園 紅葉まつり(2) posted by (C)プレティオ



【 バランス=健康 】

鼻水が、一番分かりやすいのではないでしょうか
  鼻水か 異常に多くタラタラと流れる状態は、寒邪などの影響が考えられます。
  鼻水が、黄色く詰まって苦しい状態は、熱邪などの影響が考えられます。

このようにバランスがとれた、程良い鼻水の状態が、外邪から守ってくれている訳ですが、
何らかの要因で、そのバランスを崩した場合は、
その液は異常な状態になってしまうわけです

津液(身体の必要な水分・液)多すぎても、少なすぎてもならず、
程良いバランスのとれた状態が健康であることを、ご理解頂けるのではないでしょうか

何度もお伝えしていますが、バランスを大切にしている東洋医学です



光―大興善寺
光―大興善寺 posted by (C)プレティオ



【 地球=人間 】

近年、天災が多く 水害も増えている悲しい状況です

しかしこれは、われわれ人間が、自然の摂理を乱したのも要因と感じてます

地球も生きており、人間と同じではないでしょうか。 
そういえば、一説によると、
人間の成人の水分量と、地球の表面水分量は 
大まかに約6~7割で同じと言われていますね

現代、人間の病気も増え続けており、医療費が増大しています
地球の環境も乱れ、天災の被害が大きいものになって、増大しています

天災の被害の改善において、普及や予防だけでの対処法でなく、
その要因を探し、根本を改善する事も人間には必要と感じてます

これは、医療にも当てはまると感じています。
で治す対処法や予防だけでなく、もっと別の改善が必要ではないでしょうか 

但し、残念ながらこの根本を改善するには、難しい時代になってしまっていると・・・
と感じています。



紅葉を求めて‐小国編(2)
紅葉を求めて‐小国編(2) posted by (C)プレティオ



【 薬の副作用 】

西洋の薬は、とても即効的で利点も多くあり有り難いのですが、
最近、私のお店のお客さんで特に感じているのが、
西洋の薬による副作用的な症状の方が意外に多いということです

例えば、
喘息でステロイドの吸入薬を使用しており、段々と声がれが増しており
東洋医学の視点では、体質的に肺が弱く声がれしやすいので、
薬の副作用で、更に声がれが悪化しやすくなっている状態と感じます

服用している薬の副作用に 
「 声がれ 」 があるから主治医に相談するようにお伝えしました。
すると主治医は、確かにそれもあるかもしれないが、
専門の耳鼻咽喉科にかかるように言われたそうです
その症状と副作用の因果関係がはっきりしない・・・ という理由のようですが、 
ここで、また耳鼻咽喉科にかかれば、またそこで薬が処方される可能性が高くなります
実質、このような患者さんは意外に多く、
これも医療費が膨れていると要因の一つと感じている私です

喘息などの場合、安定期の時は漢方薬で体質改善も可能です。
状況により、ステロイドを減らしたり離脱も可能な場合もあります

他にも、・精神薬などで 亜鉛欠乏症になった方や・・・
     ・ピル治療で 体重が増加して疲れやすくなったり・・・
     ・精神的な問題だったので、飲まなくてもよい尿失禁薬で、
     かなりひどい便秘に苦しみ、病院で便秘の処置をする事になったり・・・

薬で助けられている反面、気づかずに苦しんでいる場合も意外にあると言えそうです
また逆に 漢方薬でも、西洋医学の捉え方で用い服用したり、
「 証 」が合ってないと、副作用のような症状がでやすくなります。



一枚の紅葉
一枚の紅葉 posted by (C)プレティオ



【 薬による薬の対処 】

上記のように、ひとつの病気を治療するために、
知らないうちにその副作用で悩み、
副作用の為の薬が、必要となっている場合があると感じています

意外にその副作用は、東洋医学の視点から見ると、
その人の体質によるもので、体質的に弱いところが現れていると感じます
残念ながら現在、この因果関係を証明するのは難しい状況です。

西洋の薬や医療で多くの方が救われている反面、
水面下で、薬に対する薬の対処が増えている状態も感じ、
医療に携わる薬剤師の私は、複雑な思いです

分かりやすい副作用の場合は、患者さんも医療関係者も気づきやすいのですが、
意外に、日常的な症状の副作用の場合は、気づき難いとも言えますね



紅葉の向こう側
紅葉の向こう側 posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 東洋医学の魅力・真実に触れる事 】

漢方薬は、各自に合った身体のバランスを調えることを大切にしています
漢方は、自然界のもの(動植物など)だから良い言う考えの方多いと感じますが、
実は、更なる奥が深い魅力があり、 
「 自然の摂理の哲学にそった医療である 」 事だと思います
この良さを 多くの方に知って頂くと 医療は大きく変わるだろうなぁと感じてます


残念ながら、東洋医学は軽んじられているのか、気になっても、
漢方に興味が持てない医者や薬剤師などは、まだまだ多いと感じます。
科学的根拠を大切にする西洋医学と異なる、対照的な未知なる東洋医学は、
現代は、なかなか受け入れにくい医療と言えるのかもしれません


逆に、東洋医学の真意に触れたお医者さんや薬剤師は、
その魅力を知り、その世界に興味を持つ方も増えていると言えるかもしれません

そういう私も、始め西洋医学の薬剤師で、東洋医学に触れる機会もなく
漢方に興味があっても、漢方の西洋的な捉え方のみの知識で、
未知な世界のイメージでした
でも、西洋の医療に疑問を感じる部分が多くなっていた私は、
体調を崩した時に、東洋医学に助けられ漢方学を学ぶ機会を得て、今に至ります。
東洋医学の真意に触れて、その魅力に惹かれた一人です

真実に触れること・知ること はとても大切と感じています



なごみ
なごみ posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 すべての「バランス・調和」の祈り 】

西洋医学の欠点が、東洋医学の長所を補え改善できる部分もありますし、
もちろん、その逆も言えます。

過去にも綴りましたが、
西洋医学と東洋医学の統合と調和を 心より願う私です。 

様々な物や状況が、バランス良く 調和 され、 改善されればいいなぁ~と、
想い願う私がいます

現在、気づかないうちに、様々なバランスが乱れ崩れている状態と感じます

自然界のバランスを回復させ守る為に必要なことは・・・
人間が病気に成りにくい、健康体質を取り戻す為に必要なことは・・・

  人間の内面的な乱れた 「 精神のバランス 」を取り戻す事に
                   繋がっていると感じる私もいます

裏表のない 『 心・思い・感情 と  頭・考え・言動・行動 』 
のバランス と双方の一致が 
特に求められていると言えるのかもしれません
そう感じている私です

これが、様々な根源問題と関係していると感じている私がいます。


あなたは、どう思いますか



祈りの場所
祈りの場所 posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



皆さん、如何でしたか

   「 五蔵と五液 」 や 「 東洋医学の捉え方 」  から
                     何か参考になる事がありましたか

自然哲学でもある東洋医学に触れ
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです






【 備 考 】

写真 : フォト蔵の会員のお方より 「クリエイティブ・コモンズ」
     の規定に基づいて、 許可を得て共有させて頂いています。
     よって、ここからの無断の使用や転写はお断り致します。

                  
説明の表現について : 
                 このブログの「東洋医学」とは、
     中国医学より発展した、日本の漢方医学などを含めたものです。
     中国医学は、古くからの書籍や学説(者)などにより少々異なり、
     色々な「派」の考えの中で、発展してきた経緯もあります。
     また日本に伝わり発展した、日本独自の「漢方医学」でも
     異なる部分もあります。 しかし根源は、同じものです。
     よって、表現や説明にも様々な部分があり、奥が深い医学ですので
     あくまでもご参考にして下さい。


東洋医学 : 
     中国医学や漢方医学また薬膳の捉え方の一部を、
     ご紹介させて頂いています。  
     東洋医学は、奥の深い医療です。
     同じ症状でも、個人により漢方薬は異なる場合もありますし、
     また、異なる疾患でも同じ漢方薬が処方される場合もあります。
     ご興味のあるお方は、まず専門の医師や薬剤師の方にご相談ください。 








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