自然と共に歩む 『愛の手』 だより ◆薬剤師のブログ◆

お悩み相談専門店(漢方薬局と心のケア)として営んでます。薬草など自然を主体にご紹介し、感じることも色々綴ってます^-^  ≪あんく♪≫

著者 不詳

花か雑草かの違いは、判断の違いにすぎない。

 

【物や物事の見方、思考、捉え方などの判断は、とても大切だと想う。惑わされない「真実の視点」を持ちたい私。 あんく♪より】

  

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◆54 『 スイカズラ 』 自然の「触れ合い」と「贈りもの」

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色が変化する妖精のような『スイカズラ』さんのご紹介
  【 民間療法   薬用部  中国の性質の捉え方  
       金銀花(忍冬)酒 漢方薬 全体はひとつひとつにより成立 】


春は、新緑や沢山の花を感じられ、気候も気持ちよくて私は大好きです
皆さんは、春をどう過ごされていますか

本日は、5,6月に
2色の可愛い妖精のような花を咲かせる、
「スイカズラ」さんについて、綴りたいたいと思います



くじゅう花公園 
くじゅう花公園 posted by (C)プレティオ



【 スイカズラ 】

科名 : スイカズラ科

別名 : キンギンカ、ミツバナ、スイバナ、 ハニーサックル
 
日の当たる、丘、林縁や道端に生える常緑のつる性木本。

葉は、冬の寒さに耐え忍び、枯れずにのこるので 忍冬と呼ばれています

花は、初め白色または淡紅色で、のちに黄色に変わるので 「金銀花」
と呼ばれています

園芸種もあり、鮮やかな赤系などの色もあるようです。
また、芳香性のあるものと、ないものもあります。

花を引き抜いて筒部を吸うと甘いので「吸葛(すいかずら)」や
吸う鬘(かずら)の意で付けられたともされています。

蜜がとても甘く、親しまれたお花とも言えます
妖精のような可愛いお花が、私は大好きです



ハニーサックル 2012-1
ハニーサックル 2012-1 posted by (C)花信風



【 薬用部 】   

花(金銀花)、葉茎(忍冬)ともに
 「清熱解毒」があり、
 他に、利尿、消炎、抗菌 、腫れ物や炎症の熱の解毒
 解熱、リウマチ、神経痛、筋肉の疼痛、化膿性疾患、血痢、
                      などに応用されたようです


使用例として

《 花 : 金銀花(きんぎんか) 》

採取 : 春の開花期(5~6月頃)の開花直前に採取

薬効 : 喉の痛み、風邪 、むくみ

使用法 :煎じ服用 → 赤く腫れて熱のある喉の痛み、熱の強い風邪 などに


《 葉茎 : 忍冬(藤) にんどうとう 》
         
 
採取 : 夏から秋のはじめに採取して日干しする。 

薬効 : 神経痛、腰痛、湿疹、あせも、

使用法 : 煎じて服用 → 赤く腫れた熱のある関節の痛 などに 
      浴湯料 → 神経痛、腰痛、湿疹、あせも、化膿症 などに
      坐浴 → 痔出血、脱肛 などに(カンゾウとシソはと一緒に)
      うがい → 咽・喉頭部、口腔内の炎症
      ガーゼに冷えた煎じた液を浸して冷湿布 → 湿疹、かぶれ などに
     
    但し、花も葉茎も性質が「寒」なので、
     患部に熱がなく冷えている人は服用しないこと。



おしゃべり ハニーサックル2012-4
おしゃべり ハニーサックル2012-4 posted by (C)花信風



【  「 スイカズラの花 :金銀花(きんぎんか)の 中国による性質の捉え方  】


 ・六味の性質 (味の性質)            : 甘

 ・五気の性質 (温・寒)             : 寒

 ・帰経    (関係深い作用する五臓六腑・経路) : 肺、胃 (心)

 ・中国薬効   : 清熱解毒  


【  「 スイカズラの葉茎 :忍冬藤(にんどうとう)の 中国によるt性質の捉え方  】


 ・六味の性質 (味の性質)            : 甘

 ・五気の性質 (温・寒)             : 寒

 ・帰経    (関係深い作用する五臓六腑・経路) : 心、肺 

 ・中国薬効   : 清熱解毒、通絡 

  解毒作用は、忍冬より金銀花の方が強い。



ハニーサックル 2012-2
ハニーサックル 2012-2 posted by (C)花信風



【金銀花酒(忍冬酒 )】


 ★冷え性、食欲増進、疲労回復に

  金銀花 約50g に生薬「桂皮(けいひ):ニッケイ」
  丁子(ちょうじ) (フトモモ科のチョウジノの蕾)2g に
  グラニュー糖100gと
  ホワイトリカー1.8Lに入れ、2~3ケ月後に濾してできる。

  1日2~3階 1杯ほど飲む。
                     と紹介されています

 私は、花と葉茎のみをアルコールに漬けて作ったのが下のフォトです。
 アルコールに漬けると、乾燥したものより保存がきくので
 ホワイトリカー(35度)以上に漬けて保存しています



P1010162.jpg  
スイカズラ「金銀花・忍冬」 の ホワイトリカー漬け posted by (C) あんく♪



【 漢方薬 】

民間療法だけでなく、現代でも使用される漢方薬にも スイカズラの
花(金銀花)や葉茎(忍冬)の生薬が配合され使用されているんですよ

 
‹  金銀花 : スイカズラの花 › 

《荊防敗毒散(けいぼうはいどくさん)》
化膿症で悪寒、発熱、頭痛、疼痛などに

《銀翹散(ぎんぎょうさん)》
風熱の風邪なので、口渇があるのどの痛み、咳、頭痛などに
  
                                     など
‹ 忍 冬 : スイカズラの葉茎  ›

《治頭瘡一方(じずそういっぽう)》
頭部顔面にできた痒み、かさぶたのある発疹に

《紫根牡蛎湯(しこんぼれいとう)》
なかなか治らない皮膚やリンパ腺の頑固な炎症に
乳腺の痛み、痔の痛み、湿疹、皮膚炎、疲労倦怠などに
                                     など

  
 *漢方薬は、症状のみでなく「証」(体質)により選別し服用するのが大切です。
  服用の際は、漢方専門の方にご相談ください。



hanisakkuru0906-2
hanisakkuru0906-2 posted by (C)花信風   

  *白色または淡紅系から、黄色系の二色に変化する。ので、金銀花と呼ばれる。


【 全体 は ひとつひとつにより成立 】

生薬は、植物の
 花(蕾)、枝、実、種、皮(枝や根や果実)、茎、節、葉、根、棘、芽、球塊、全草、

など、薬効を示す部位は、多岐にわたり色々なんですよね
面白いと思いませんか

スイカズラ さんは、花 と 蔓茎が使用され、使い分けられています
よって、スイカズラさんのように
同じ植物でも、使用部位により使い方が異なる生薬は意外に少なくなりません。

また、使用部により、毒があるものもあります

昔の方が、この生薬の使用部位を見分けた能力の凄さを感じる私がいます

これは、我々に何かメッセージを送っているように感じる私がいます。
ある部分の全体のみを観るのでなく、
そのひとつひとつ、すべてを観て知る大切さを伝えているように感じます

人間は、そのもののあるひとつを見て、全体を知った気になっていたり・・・
ある部分の全体のイメージで、そのものを決めつけた捉え方をしたり・・・
長所と短所は必ずあるのに・・・ 長所に捉われたり、短所に捉われたり・・・

何においても、どこまでも、どこまでも・・・、
疑問や探究の心を持つのが大切と言えそうに感じます

では、
全体は、ひとつひとつにより成立しているのは当たり前ながら、
その「ひとつ」とは、いったいどのくらい小さなものなのでしょう・・・
その全体とは、どのくらいの範囲の全体をみるのでしょう・・・

これぞ、永遠なのかもしれません 
我々の疑問や探究は、永遠といえそうですね 



ハニーサックル 2012-3
ハニーサックル 2012-3 posted by (C)花信風



皆さん、如何でしたか
   「スイカズラ」 さん から
              どんなメッセージや何を感じましたか
  

より自然を身近に感じて
    何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです




                


【 備 考 】

写真 : フォト蔵の会員のお方より 
                    「クリエイティブ・コモンズ」 の規定に基づいて、
      許可を得て共有させて頂いています。
      よって、ここからの無断の使用や転写はお断り致します。     


注意  :  このサイトでは、あくまでも、
      伝統や民間療法として、植物などのご紹介をさせて頂いています。
      地方により使用法や用量も様々であり、正式な医療とは異なります。
      よって、使用容量などは掲載しておりません。
      また、病気やお薬との飲み合わせなども、ある場合があります。
      ご使用の場合は、医師又は薬剤師などの専門の方にご相談ください。 

また、「中国の性質の捉え方」は、作用の視点をどこに置くかで
      書物により内容が異なる場合もあります。
      あくまでも、ご参考にしてください。


【 マナーのお願い 】
環境保護 :  自然の植物を採取する場合は、
         採取可能な植物か確認をおこない、
         必要な分だけ採取するようにしましょう。
         使用部位や、類似の毒性の植物などにも注意をしましょう。
         自然界から分けて頂く気持ちで、植物達の繁殖や生育、
         自然界の環境を崩さないように心がけましょう。
         採取後の、自然界への感謝も忘れずに心がけたいものです。
         この感謝の想いが、自然の恵みや癒しを授かり、
         自然との共存に繋がる部分であると感じてます。
    





   










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