自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆ 3  『五味と五臓の関係』  東洋医学(五行)より 

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 臓器と味との関係について         
              【 五臓と五味 五入 味のバランス 東洋医学 本音の会話で相手を知る事 】



皆さん、秋と言えば・・・食欲の秋も そのひとつ
今年は、どんな秋を召し上がりましたか

本日は、フォト蔵さんの綺麗な紅葉のフォトと共に
東洋医学より、五行の関係の 「 臓器 と 味 」 に関して、綴りたいと思います


          紅黄色に包まれて・・・
          紅黄色に包まれて・・・ posted by (C)ao☆ryouma(さすらいの柴・・・)


【 五味 と 五入 とは 】  
東洋医学では、酸、苦、甘、辛、鹹(塩)  の5種の味を 「 五味 」 と表現します
その五味は、それぞれ入りやすい臓器があり、各臓器に入って、
その臓器を、養う働きをするという考えがあるのです
また、味が臓器に入る事を 「 五入 」 と言います。


もみじシルエット
もみじシルエット posted by (C)あお☆りょうま(腹八分目で・・・)


【 五味 と 五入 】

肝  酸   酸は 肝に入る

心  苦   苦は 心に入る
 
脾  甘   甘は 脾に入る
 
肺  辛   辛は 肺に入る

腎  鹹   鹹は 腎に入る


紅葉 (2)
紅葉 (2) posted by (C)プレティオ



【 五臓の弱っているときは・・・ ( 五禁 ) 】 

梅干 などの   酸味 は、肝 を 栄養にする
                        ( 但し 酸は、筋に浸透し易いので、筋病は、多食注意 )

苦瓜 などの   苦味 は、心 を 栄養にする
                        ( 但し 苦は、骨に浸透す易いので、骨病は、多食注意 )

お菓子 などの  甘味 は、脾 を 栄養にする
                        ( 但し 甘は、肉に浸透し易いので、肉病は、多食注意 )

キムチ などの  辛味 は、肺 を 栄養にする
                        ( 但し、辛は、気に強く作用するので、気病は、多食注意 )
 
塩辛 などの   鹹味 は、腎 を 栄養にする
                        ( 但し、鹹は、血に強く作用するので、血病は、多食注意 )


                            素問:陰陽応象大論篇 霊 :五味篇 より
 
             
帝釈峡の紅葉
帝釈峡の紅葉 posted by (C)プレティオ


皆さんどうでしょうか
そういえば・・・って思う部分もありませんか

臓器にも好みの味があり、その味を栄養にする臓器があるという考えになります
おもしろいですよね  なるほど 思います


ある臓器が衰弱すると、また体質が変ると、味覚が変るかもしれません。
それは、体の何らかのメッセージかもしれません。
つまり、味覚の大きな変化なども、
体調の不慮の原因を探る、手がかりになる場合もある訳です



あたたかな光に包まれて・・・・
あたたかな光に包まれて・・・・ posted by (C)あお☆りょうま(ぼちぼち・・・)


例えば、
苦瓜(ゴーヤ)といえば、南国の暑い沖縄の食べ物で有名ですね~。
苦いのに、料理して食べるようになった沖縄です
過去に記事でご紹介しましたが、 「 心 」 と、夏の 「 暑さ 」 との関係
          ◆ 1  『 気候の変化と身体の関係 』  東洋医学(五行)より      

つまり、暑さを苦手とする心臓は、苦い食べ物の味が、心臓を栄養して補うという訳です
しかし、ゴーヤは今では、日本全国で食べられるようになっているひとつかもしれませんね。

もちろん、国により食文化には違いがあります。
また、各自の生まれ持った、特質もあるかもしれません。
あくまでも、目安として参考になれば幸いです


ちょこっと赤
ちょこっと赤 posted by (C)ao☆ryouma(さすらいの柴・・・)


【 味のバランスも大切 】
栄養になる味があるからと言って、その臓器を強くしたいなどと言う理由で
同じ味の多食は、その臓器の負担になったり、他に害を与える場合もあります

上記の ( ) はその注意事項になります

有名な例として、塩分は、血圧に悪いので取り過ぎないようにとよく言われます
その部分は、この昔ながらの東洋医学にも当てはまっていますね

つまり、ある味が臓器に栄養になっても、取りすぎやまた他に疾患がある時は、
味の摂取にも注意が必要になる訳です

通常は、栄養のバランスを考えますが、
「 味のバランス 」 も大切な事を伝えている部分でもあります
栄養のバランスがよいメニューでも
偏った味ばかり食べると、よくないことになるわけです

良いからと言って、「 度 」を越すと 害になる
現代の、情報に流され易い注意事項でもあると思います
良い点と悪い点の把握は、何においても大切な部分だと思います


もしかしたら、この世には、「一瞬一瞬は完璧」で成り立っていても
時間の流れの中の視点でみると 「 常に完璧なものはない 」 との認識にもなるのかも。。。 



遊水峡(一葉)
遊水峡(一葉) posted by (C)プレティオ


【 薬剤師の経験より 】
15年程前、調剤薬局で働いていたことがあります

ある日患者さんの奥様が、ご主人が貧血になったと心配されて
薬局に来局されました
薬の治療の成果もあり、その貧血は随分解決したのですが・・・
その後、コレステロールがかなり高くなっていたと、薬局の窓口で言われるのです

で、色々お話を聞くと・・・
奥様は、毎日のようにレバーをご主人に食べさせたそうです
あっ レバーだ って思いました。
毎日食べさせた事により、貧血解消に役立ったレバーですが、
今度は逆に、レバーにより、コレステロールが高くなった事が考えられたのです
レバーは、コレステロールの含有が高い食品です。
それで奥様に、バランスの大切さを伝えした事がありました。
「 良いと思ってした事が・・・ そんな事があるんですね~
と、言われてました。

薬剤師として、「 バランスの大切さ 」 を感じた経験でした


水の中にも秋が!
水の中にも秋が! posted by (C)プレティオ 


【 本音の会話、相手を知る事 】
現代の西洋医学の大きな病院や人気の医院などは、待ち時間が長く、診察時間は少ないと
患者さんの不満を耳にすることが今でもあります

上記の経験は、患者さんのお話を注意深く聞く事の大切さも実感したことでもありました

実は、東洋医学で、相手の事を知る 「 問診 」 がとても大切になります
西洋医学の問診とは、大きく異なります。
悪い部分だけを聞くのではなく、その患者さんの本来の体質なども含め、
日常的な様々な事もお聞きします
だから、お話を聞く事は特に欠かせませんし、その分時間も必要になります。
また、患者さんの各自の 「 認識の違い 」があり、注意深くなる事が求められます。

東洋医学は必然的に、問診に時間を要し、
また、相手の生活環境(家族、食事、睡眠、仕事など)や性格などを含め多くの情報を知る事も、
とても大切になる部分であると 感じてます
相手を心から知る大切さです。  
また、話を聞く事は、患者さんの悩みや訴えを聞く事でもあり、随分違うと感じてます
薬だけでなく、場合により問診から癒しを与える場合もあると感じてます。



奥津 足元の紅葉
奥津 足元の紅葉 posted by (C)プレティオ


現代は、インターネットをはじめ、広く浅の交流が増えており、表面的に相手を知る事が多く、
奥深く相手を知る機会が減っているのかもしれませんね
交流が広くなる事はいいことかもしれませんが、
相手を心から知る習慣も忘れずに大切にしたいものです
今は昔に比べ、また都会程、「 お隣さん 」 感覚も減ってますよね。
昔ながらの、よく知る 「 お隣さん感覚 」 が大切と言える部分かもしれません

相手に、安心感や癒しを与えるには、
「 相手をよく知ること 」 が大切な部分でもあり、欠かせないのかも・・・と感じます

逆に言えば、自分の事をよく知っている相手に、あなたは安心感がありませんか


それには、まず  『 本音の会話 』 が必然なのかもしれません
あなたは、どこまで、どのくらい、本音の会話ができる存在がいますか

前回の記事の自分を知るに続いて、相手を知る事も大切にしたい私がいます



赤いベンチで・・・
赤いベンチで・・・ posted by (C)あお☆りょうま(ぼちぼち・・・)


皆さん如何でしたか
   あなたは  「 五臓と五味 」 や 「 東洋医学の捉え方 」 から
                           どんなメッセージや何を感じましたか


より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです





【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 共有させて頂いています。
      (大切なフォトを、ありがとうございます)
      無断でのご使用はできませんので、ご了承ください。



東洋医学 : 東洋医学の捉え方の一部を、ご紹介させて頂いています。  
         東洋医学は、奥の深い医療です。
         同じ症状でも、個人により漢方薬は異なる場合もありますし、
         また、異なる疾患でも同じ漢方薬が処方される場合もあります。
         ご興味のあるお方は、専門の方にご相談ください。 
        





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