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自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆26 『サクラ』 前編 自然の「触れ合い」と「贈りもの」

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日本で馴染み深く、春を感じる 『 桜の樹 』 さん 前編      
          【 「観賞・食・生活」  「民間療法・漢方薬・生薬」など  活躍と個性より 】
               



        桜 
         posted by (C)プレティオ



誰もが知っていると言えるお花 「 桜 」 さんについて  
「前・後」の構成で、二回に分けてご紹介したいと思います

日本で、もっともなじみ深く、
春の 「 別れ 」 と 「 出会い 」 のお花とも言えるかも知れませんね。

春のお花見でも大活躍してくれますね
今回は前編として、そんな桜さんの 「 活躍と個性 」 について、
綴り自然を感じたいと思います


しだれ桜(1)
しだれ桜(1) posted by (C)プレティオ


【 サクラの名前の由来 】
とても綺麗な人を癒してくれる有名花

日本書記に、登場する 『 木花開耶姫 (このはなさくやひめ) 』 に
由来すると言われているそうです。

木花 (このはな) は、サクラの花ことで
開耶 (さくや) がの音が転化して 「サクラ」 となったとか・・・。

ちなみに「木花開耶姫」は、浅間神社の祭神で富士山の守護神とされているそうです
諸説があるそうですが、この説が有力であるそうですよ。

日本の代表の山でもある富士山の守護神なんて、納得のような嬉しいような・・・
って思うのは私だけでしょうか


桜ともみじ
桜ともみじ posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)


【 種類・品種 】
観賞用のサクラと、自然に自生する野生の山桜がありまが、
観賞用のサクラが多いと思います

日本には10種類以上の野生が知られるそうですが、
固有種・交配種を含め600種以上の品種が確認されているそうです

ソメイヨシノ や 八重桜 や しだれ桜 などが有名ですが、
どこに咲いていても、桜のお花は、人の眼と心を引くお花ですよね。
不思議な魅力のある、サクラさんです


              さくら-4
        さくら-4 posted by (C)プレティオ


【 サクラ 】
科名 : バラ科 サクラ属
開花期 : 3月中旬~5月中旬頃
寿命 : 品種によるが、60年~200年  
      長いいものは1000年超えるものもある。

【 桜の木の細工 】
桜の樹皮は、灰色を帯びてつやがあって美しいため、
小物入れや茶筒などの細工や版木に利用されているの、
身近な生活の中でも、皆さんも観た事あると思います。

私も桜の木の細工は、とても好きです


桜咲く
桜咲く posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)


【 デザート 】
桜を口にすると言えば・・・何が浮かびますか

桜は六月から七月にかけて実をつける。桜の実の「サクランボ」さんも
そのひとつでないでしょうか
サクランボのキュートさも、子ども達に人気だと思います。
果実を食用とする品種も育てられていますよね。

また、和菓子の「さくら餅」なんかもお花見しながら、如何でしょうか  


サクランボ
サクランボ posted by (C)プレティオ


【 食用 】
花 : お花の塩漬け 

     桜湯や和菓子などに用いられる。
    
     特に、婚礼やお見合いなどのお祝いの席で 使用されるのが桜湯
     緑茶などはお茶を濁すので、濁さない桜湯が使用されることが多い。
      
            *塩漬けした桜のお花にお湯を注ぐと、桜の花が咲き、香りもよいハーブのような 
               お茶になります


葉 : 葉の塩漬けやシロップ漬け
    
    和菓子などに撒いて頂く。
    防腐・殺菌・解毒などの効果も期待される。


食卓でも、生活でも慣れ親しんでいる桜さんですね。
では、桜の木の民間療法についてご紹介したいと思います
ご存知のお方もいるかもしれませんね ~。
さて、いかがでしょうか


河津桜 幹桜
河津桜 幹桜 posted by (C)プレティオ


【 民間療法 】
使用部 : 桜の樹皮 : 周皮を除いた樹皮の内側部分
生薬名 : 桜皮(おうひ) 

       野生種などから樹皮を採取して、外面のごつごつしたコルク皮と
       緑の部分を除いた部分を日干ししたもの。


効能  : 排濃を促し、解毒、解熱する。 

薬効 : ●鎮咳・去痰、蕁麻疹、できもの、生ものの中毒など
     
        桜皮を煎じて飲む。体重や症状により量は異なる。  
     
     ●打ち身。捻挫など

        桜皮を煎じて冷やしてから液を布に浸して、患部に塗布する。


春色
春色 posted by (C)プレティオ


【 漢方薬 】
民間療法のみでなく、江戸時代には、現代でも有名な漢方薬にも使用されてました。 
その漢方薬は、  「 十味敗毒湯 」  です

その  「 十味敗毒湯 」 配合されている 、「 ボクソウ」 と言う、生薬の代わりに 
昔、日本では 「 桜皮 」 が使用されたようです。

「 桜皮 」 は、中国では使用されていなく、日本独自の代用生薬で活躍してくれた
経緯があるんですよ



妙林寺 河津桜 (1)
妙林寺 河津桜 (1) posted by (C)プレティオ


【 桜から頂く癒し 】
桜は、日本の代表の樹でもあり、
春の、出会いと別れの時期に、
温かく見守って、咲いてくれているようにも感じます

そんな桜の樹の皮が、日本独自であり、漢方薬の生薬で使用されていた事をご存知の方は
どのくらいいるでしょう
美しく癒してくれるだけでなく、病気も癒してくれていたことを・・・
私自身、漢方に興味を持つまで知りませんでした

このように、
桜さんは、美しい観賞だけでなく
生活でも、食でも、病気などにも
昔から幅広く人間に、癒しを与えてくれ、貢献してくれている事実があります



優しく麗しく
優しく麗しく posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)


【 漢方薬で使用される生薬 】
漢方薬で使用されている生薬は、
植物の草、蕾、葉、枝、樹皮、果実、種など様々です

その植物達には、
  全くなじみのない植物
  身近で、雑草扱いされている植物
  誰もがよく知り、慣れ親しんでいる植物
  日常、口にしている食品でもある野菜などの植物、などなど
 
さまざまな植物達が、薬として活躍してくれた事実です。

また、生薬というと、植物だけと思いがちですが、

   動物   (鹿茸、熊胆、豚脂、動物の骨 など)
   昆虫   (蚕、セミの抜け殻、蜂蜜 など)
  海のもの  (牡蠣の貝、など)

も・・・ 自然界の資源のさまざまものが、
生薬として使用されています


しだれ桜(3)
しだれ桜(3) posted by (C)プレティオ


【 自然界の恩恵 】
よって、昔は、自然が薬箱そのものという認識が高かったと思います。
きっと、自然とともに生きていた感覚や認識も強く、
植物や自然に対する感謝の思いも、その分深かったように感じます

現代では、合成医薬品が薬のため、植物との繋がりが薄くなっている現状があります。
でも、身近な医薬品も、実際は自然界の植物達などが、
薬として、人間を助けてくれた過去の背景があるからなんですよね~

その成分を用いて発展してきた医薬品は多く、
現代でも、自然界の資源や動植物から抽出された成分を含有する医薬品もあります

特に、現代のサプリは、自然界のものから抽出しているものが殆どなので、
その事を、感じていただけるのではないでしょうか


自然界を、いかに人間は  「 利用している 」 か・・・
自然界は人間に手をさしのべてくれているのですが・・・
人間は、その自然に対して、何処まで手をさしのべているでしょう

これは、「 自然界からの恩恵・・・ 」 であるにも関わらず、
           人間は、「 利用する状態 」で、終わっていないでしょうか・・・ 

私自身、自問自答して、色々考えさせられます。



        枝垂れ桜
        枝垂れ桜 posted by (C)プレティオ


以上、前編で綴りました

後編では、そんな桜さんから感じた、「 自然界からの恩恵 」より

「 利用と恩恵 」 「 恩恵の返済 」 などについて 綴りたく思います


皆さん、如何でしたか
       あなたは、春を感じる癒しの 「 桜の樹 」 さん  から
                        どんなメッセージや何を感じましたか
  

より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです






【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 共有させて頂いています。
      (大切なフォトを、ありがとうございます)
      無断でのご使用はできませんので、ご了承ください。 



注意  :  このサイトでは、あくまでも、
      民間や伝統療法として、植物などのご紹介をさせて頂いています。
      地方により使用法や用量も様々であり、医療とは異なります。
      また、病気やお薬との飲み合わせなども、ある場合があります。
      ご使用の場合は、医師又は薬剤師の専門の方にご相談ください。 



【 マナーのお願い 】
環境保護 : 自然の植物を採取する場合は、必要な分だけ採取して分けて頂き、
           植物達の繁殖や生育、自然界の環境を荒らさないように心がけましょう。
           採取後の、自然界への感謝も忘れずに心がけたいものです。
           この想いが、植物の力をより頂けるように感じてます

       *桜の樹は、観賞用に養殖されているものが多いので、ご注意ください。
        自家のサクラの樹を剪定された時などに、上手く用いましょう。












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