自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆4 『 陰と陽 バランス ②』 東洋医学(漢方・薬膳)より 

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陰と陽 すべてのバランスの大切さ 2         
                            【 体質とタイプ 中庸 千差万別 薬膳 】


皆さん、金環日食を見れましたか
「月・太陽」の重なりは、まさに「陰・陽」の重なる瞬間でもありますね

今回は、前回の続きの 「 陰・陽 」のバランスの大切さの続きで、
「 薬膳 」を主体に、綴りたいと思います

分り易いように、基本の例をあげて説明したいと思います
あくまでも、例としてご参考にして頂ければと思います。
  
      前回の記事にご興味のあるお方はこちらから 
      ◆4  『 陰と陽 バランス ①』  漢方・薬膳 より 
        【 陰・陽 自然と共に 変動 バランス 東洋と西洋 東洋(中)医学の良さ 】

では、フォト蔵さんの、バランスよく飛ぶ、美しい翼の鳥のフォトと共にご覧ください
  

      
後楽園 タンチョウ園内散策(5)
後楽園 タンチョウ園内散策(5) posted by (C)プレティオ



【 体質とタイプ 中庸 】
人の体質にも、
「生まれ持った先天のものと、育った環境による後天のものがあり」
異なります。

本来は、様々な症状や状態を調べて体質チエックをするのですが、
今回は、「暑がり」と「寒がり」の体質の項目に絞って説明したいと思います

通常、季節に関係なく
暑がりの人は、陽体質傾向にあり 
          冷たい、冷やす事(陰性)を好み 体を整えようとします。
冷え性の人は、陰体質傾向にあり、
          暖かく、温める事(陽性)を好み、体を整えようとします。

また、どちらでもない方は、その時の状態で選んでいると思います

             白鳥ランディング1
             白鳥ランディング1 posted by (C)qumyah

ただし、「 陽体質 」 だから、沢山 「 陰性」 をとれば良いわけでもありません
ひとつに偏ることは、別の バランス を崩して乱す事に繋がる場合があるからです。

また、暑がりの人で、辛いものが好きだからと、香辛料などを取り過ぎると 
辛いものは、体を温める作用があるので
体を更に温め、陰陽のバランスを崩し悪くなる場合もある訳です。

前回でも綴ったように、バランスの大切さです
このバランスの取れている状態を、東洋医学では 「 中庸 」 と表現しています。




もうひと羽ばたき/蒼鷺6
もうひと羽ばたき/蒼鷺6 posted by (C)qumyah



【 千差万別 】
ある部分では、人と同じ性質やタイプのようでも、
別の部分では、人と体質やタイプが異なることもあります
それにより、対処法も異なります。
どういう事かというと、

例えば、暑がりなタイプも様々です。
痩せ型タイプの暑がり と 水太りタイプの暑がり などで考えてみます。 (あくまでも例です)
このタイプの人が、何らかの要因で熱などの症状が現われた場合です


暑がり の・・・
      痩せ型タイプに多い  
                     喉が渇き、冷たい飲料を欲する場合などは、  
                     体内の水分が不足し潤すことができず、暑い状態の可能性があります。
               それが何らかの要因で悪化して、熱がでたり、手足のほてりなどの、
               症状などが出てきた場合は、
               身体を冷やしながら、体内に潤い(水分)を与える事が、  
                      基本的に必要になります。
                       
      水太りタイプに多い      
                     喉は渇くけど、水分を欲しない場合などは
               体内の余分な水分に熱がこもり、暑い状態の可能性があります。
               それが何らかの要因で悪化して、熱がでたり、身体が重だるくなどの
               症状が出てきた場合は、     
                     身体を冷やしならが、体内の余分な水分を除く事が、
               基本的に必要になります。
 
                チュウサギ 飛翔
                チュウサギ 飛翔 posted by (C)プレティオ

つまり、
暑いものは冷やし、不足しているものを補い、過剰なものは取り除く
ことで、バランスを取るのです。  分り易いですよね

この基本が分っていれば、悪化するのを防止できるようにも感じますが、、
現代の贅沢な環境(電化製品、食べ物、乗り物などなど)や、
またストレスが多い現代社会では、このバランスが崩れ易いようです

このように人により、体質も環境なども様々で、バランスの取り方も異なる訳です
また、四季の天候、性格などにもより異なり、症状の進行も様々です

症状やその進行が全く同じ人はいなく、『 千差万別 』 なのです

つまり、人により 「 一人ずつ対応や対処法が異なっている 」 のが
東洋医学(漢方・薬膳)なのです

西洋医学は、「 病状や症状 」 から薬や食を考えるのに対して、
東洋医学は、「 その人の体質 」 から薬や食を考えるので、対照的だとも言えると思います。


    *臓腑などにも性質と個性があり、また人により弱い臓器なども異なります。
      今回の記事では、複雑になるので省略しています。



左旋回ユリカモメ2
左旋回ユリカモメ2 posted by (C)qumyah



【 薬膳 】
便秘の症状で悩んでいる方は、多いと思います

西洋では、食物繊維の多いものや乳酸菌を摂取するようにすると思います。
では、東洋医学の視点からはどうでしょうか

上記でも説明しましたが、「 便秘 」 にも体質のタイプが様々で異なるのです
例えば、
暑がりの便秘と 寒がりの便秘では、薬膳は異なります
(臓器の性質や他のバランスもありますが、
      ここでは大まかな分類で考え、あくまでも例をあげます)

「 暑がりタイプで便秘傾向 」で悩んでいる場合の 簡単な薬膳を紹介すると、
   体の熱を冷まし、通便作用がある食材の      白菜       (平~涼性)
   食滞解消して、清熱し通便作用がある食材の   糸こんにゃく   (平~涼性)    
の二種の食材を用いて煮物や和え物を作ると、
暑さを清熱し通便する薬膳の一品が出来ると思います

また、消化機能が落ちている場合があるので、食材を細かく切るなどの
工夫をすると良いと思います

               漁港にて(カモメ)
               漁港にて(カモメ) posted by (C)プレティオ

但し、味付けにも注意が必要です。
上記でも綴りましたが、
七味や胡椒などで辛い味付けにすると、身体を温める作用が強まるので
暑がりの人には、あっさり、さっぱりの薄い味付けをお勧めします。

更に詳細に体質を分類でき、それに合う食材などを加えれば、
もっとバランスが取れた薬膳になるわけです

例えば、
暑がりの便秘の人は、体内(腸)の潤い少ない事が考えられ、
上記の便秘の一品に、
   腸に潤いを与える性質を持つ      白胡麻    (寒性)   
を混ぜれば、尚体質に合う薬膳の一品が出来上がる訳です

また、清熱して腸を潤す作用があるバナナをデザートにすると良いと思います

逆に 「 冷え性の便秘 」 の人は、上記のようなものは避ける事が必要であり、
主に、身体(特にお腹)を温めて、便通を促す薬膳を作ります。
例えば、ババナの場合は、焼いたりすると温める性質になると言われてます。

また、腸を潤す作用がある、バナナや胡麻は、
下痢し易い人や水太りタイプは、控えるほうが良い食べ物にもなります。

食物繊維や乳酸菌だけでなく この東洋の考えが加わわると、
もっと自分に合った食になると思いませんか

コンニャクやバナナがお通じに良い事を、ご存知の方はいると思いますが、
温・寒作用まで、考えていないのが通常と思います。

但し、同じ食材ばかり、同じ料理ばかりは、バランスを崩し易くなります。
やはり、「 バランス 」 が大切です


               コハクチョウ飛行(取舵)9
               コハクチョウ飛行(取舵)9 posted by (C)qumyah

薬膳というと、難しく捉えがちですが、意外に身近な食材でも簡単にできます。
薬膳や、養生などでは、その人に合った 食材の性質や調理法を上手く用いて 
身体の「 陰・陽 」 などの 「 バランスを整える考えが、基本 」に なります


現代では、
西洋の視点より、一般的な平均摂取量から  食材の 「 成分や栄養をカロリー 」 などを見て、
栄養管理をしますが、
薬膳では、一人一人に合う 「 食材などの性質 」 を用いて身体のバランスと取るわけです。

「 効く 」 と言う表現は、薬事法で問題になりますが、
薬膳の場合は、「 より身体のバランスを助けてくれる食事 」 と言う表現が
適切だと思います

体質を詳細に個人で理解するのは難しいと思いましが、
自分が分る範囲で、まずは自分を知ろうとする事に、意味があると感じています


これから、食材の性質なども、少しづつご紹介したいと思ってます

次回は、漢方薬の視点を含めて、まとめて綴りたいと思います



後楽園 タンチョウ園内散策(3)
後楽園 タンチョウ園内散策(3) posted by (C)プレティオ



皆さん如何でしたか
   あなたは  「 陰・陽 バランス 」 や 「 東洋医学(薬膳) 」 から
                           どんなメッセージや何を感じましたか


より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです











【 備 考 】
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説明の表現について : このブログの「東洋医学」とは、
               中医学より発展した、日本の漢方医学などを含めたものです。
               中医学は、古くからの書籍や学説(者)などにより少々異なり、
               色々な「派」の考えの中で、発展してきた経緯もあります。
               また日本に伝わり発展した、日本独自の「漢方医学」でも
               異なる部分もあります。 しかし根源は、同じものです。
               よって、表現や説明も様々な部分がありますので、
               その点は、ご参考にして下さい。


東洋医学 : 中医学や漢方医学また薬膳の捉え方の一部を、ご紹介させて頂いています。  
         東洋医学は、奥の深い医療です。
         同じ症状でも、個人により漢方薬は異なる場合もありますし、
         また、異なる疾患でも同じ漢方薬が処方される場合もあります。
         ご興味のあるお方は、まず専門の医師や薬剤師の方にご相談ください。 









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