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自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆5 『七情と五臓 ③』 東洋医学(五行)より

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自然の恵み と 人間に欠かせない感情 3
      【 生薬 牡蠣 と 竜骨 自然の恵み 漢方薬 実経験 感情と自分と向き合う 】



 
夏休みも、早くて終わりますね
夏をエンジョイされましたでしょうか
皆さんの暑い夏の思い出も、様々だと思います


本日は、◆10 『七情と五臓 ③』 東洋医学(五行)より  として
漢方薬ついて主体に、綴りたいと思います


読まれてなく、前回までの①②にご興味のあるお方は、こちらからどうぞ

               ◆5 『七情と五臓 ①』 東洋医学(漢方・薬膳)より     
                   感情と心、『心身』を大切する東洋医学 

               ◆5 『七情と五臓 ②』 東洋医学(漢方・薬膳)より  
                   心身を癒す 『香り』 



高松城跡公園の蓮(8) 2012
高松城跡公園の蓮(8) 2012 posted by (C)プレティオ



【 生薬 】
心身を落ち着ける、西洋の薬の安定剤は、皆さんご存知だと思いますが
実は、精神不安を落ち着ける、鎮静作用のある生薬や漢方薬もあります

特に、精神不安を改善してくれる生薬の中には、
気を下げることにより、頭痛、のぼせ、めまい、動悸、などの症状の改善にも 
繋がるものもあります

本日は、皆さんもご存知である、有名な生薬をご紹介します

通常生薬は、植物が多く軽いイメージだと思いますが、
生薬の重さで安定や安心を得ると考えられている、有名な生薬があります

それは、 なんと 『牡蠣』  『竜骨』  です

えっ カキ と 竜の骨   って思われるかもしれませんね

さて、どうなんでしょうね



高松城跡公園の蓮(5) 2012
高松城跡公園の蓮(5) 2012 posted by (C)プレティオ



【 牡蠣 と 竜骨 】
では、「 牡蠣 」 と 「 竜骨 」 について、ご紹介したいと思います

「 竜骨 」 は、 リュウコツと よみ、大型哺乳動物の化石化した骨なんですよ
現代では、動物の骨・化石が処理され使用されているようです
(骨が化石化した物が、本来の竜骨)

「 牡蠣 」 は ボレイ とよみ、字のとおり、海のミルクと言われている
貝類の カキ なのですが、
実は、生薬として使用するのは、牡蠣の 「 貝殻 」 の部分なんですよ


生薬は植物のみでなく、自然界の様々なものが使用されている事が
ご理解いただける部分でもあると思います

漢方薬の生薬とは、自然界の恵みであり、逆に自然界は薬の宝庫なのです

ちなみに他の精神安定作用がある生薬には、
              
 竜眼肉 ( リュウガンニク )       
 酸棗仁 ( サンソウニン ) 
 遠志 ( オンジ )              
 苓苓 ( ブクリョウ )            などがあります。     



やまびこ農園 チョウトンボ
やまびこ農園 チョウトンボ posted by (C)プレティオ



【 自然界の恵み 】
気付いた方もいるかもしれませんが、
 「 牡蠣 」 も 「 竜骨 」 も
どちらも、炭酸カルシウム を含有してます

現代でもイライラしたら、「 カルシウム不足 」 なんて、いいますよね
古代の人々も、まるでそれを知っていたようですね
自然の 「 海 」 と 「 陸 」の 炭酸カリシウム を使用されているわけです

どちらも精神安定作用があり、また、汗と止めたり、痙攣を鎮めたりする作用もあります

この「 牡蠣 」 と 「 竜骨 」 は、セットで使用するとより効果的だと考えられています


≪ 牡蠣 + 竜骨 ≫
 胸腹部の動悸を伴うけいれん発作、*煩躁(はんそう)、不眠、多夢、めまい
 などを改善する。

  *煩躁(はんそう)
   ①身体に煩わしい不快な熱感など があり、
    手足が震えや手足をバタバタ動かし ながら苦しむ状態
   ②不安感や、気分が悶々とし落ち着かずに苦しむ状態

お気づきですか
中医学では、「 夢が多い 」 事も、問診の大切なひとつなんですよ



白蓮
白蓮 posted by (C)プレティオ



【 漢方薬 】
「 牡蠣 」 と 「 竜骨 」 が配合されている有名な漢方薬に
柴胡加竜骨牡蠣湯  桂枝加竜骨牡蠣湯  などがあります

日本で使用されている 漢方薬です

もちろん前に説明しましたが、漢方薬は、
自分に合う 「 証 」 の漢方薬の服用が大切になります

ちなみに、精神不安定に用いられる他の漢方薬には、

  帰脾湯、加味帰脾湯、酸棗仁湯、半夏厚朴湯、抑肝散、抑肝散加半陳皮半夏
  加味逍遥散、甘麦大棗湯、天王補心丹、四逆散、、、   など

があります。  

漢方薬は、気持ちを落ち着けるのはもちろん、
気・血・水の流れを改善したり、補ったり、
熱やほてりなどを改善したり、冷えを改善したり、人により様々です

例えば、精神面だけでなく、精神面からくる身体の様々な症状 :
のぼせ、冷え、月経痛、肩凝り、喉のつかえ、不眠、胃腸症状 頭痛 胸の苦しさ 痙攣 など
諸症状の改善にも繋がる場合も多いのが、漢方薬の長所でもあると思います

精神疾患で悩んでいる方、専門の方にご相談して、漢方薬を試してみるのもお勧めです
もちろん、薬のみでなく、日常の様々な努力も必要であると思います。



やまびこ農園の蓮(8) 2012
やまびこ農園の蓮(8) 2012 posted by (C)プレティオ



【 私の実経験 】
昨年の追突事故で、微熱が数ヶ月続き、身体が火照り不安定だった私・・・
病院でも、整骨院でも、微熱が長く続く方は珍しいと言われてました

おそらく、事故の突然の衝撃で、
自律神経のバランスが不安定にった状態だったのだと思います

で、火照りがひどく辛い時に、私は、「 柴胡加竜骨牡蠣湯 」 が浮かび
服用すると・・・
2時間後には、自然に微熱も下がり身体が軽くなり
とても楽になっている自分に驚きました

まるで、生薬達が、自律神経のバランスをとってくれた感じでした

自分で服用して、即効性を感じた漢方薬です

薬なので、体調が悪い時でないと、服用できないので
自分の経験の実感は、貴重です

漢方薬は、即効性がないとい思われている方も多いようですが、
このように、症状や状態などにより、即効性を感じる漢方薬もあります


漢方薬の誤解が解ければ幸いです



蓮 2012
蓮 2012 posted by (C)プレティオ



【 感情と自分と向き合う 】
現代は、ストレス社会です
自分の言いたいことを、言いたい人に直接言えずに、感情を溜め込むことも
多いように感じてます

その閉じ込めた感情を伴う、思い、言葉、考えなどは眼に見えないものですが、
心だけでなく、身体にも影響を与えやすくなります

言いたいことを言える人の方が、その時は辛くても、後の身心の状態は良いようです。
自分との葛藤かもしれませんね

『 七情と五臓① 』 で、ご紹介しましたように、中医学では、
身体の五臓にも、それぞれ感情の七情が関係していると考えられています

あなたは、あなたの心の状態で無意識の内に、
自分の身体に影響を与えているかもしれません

心を落ち着けるものには
アロマ、ヨガ、気功、お灸、鍼、音楽など 色々あります

また、自分の心と向き合っったり、
日常の生活の改善を試みたり、
自分の心を、伝えたい人に上手く伝えられる自分になる努力 などなど 
様々な方法で、心と身体を癒してあげることも
病気の予防や改善につながると思います


個人差もあると思いますが
誰もが多かれ、少なかれ、心が病んでいる部分はあると思います

この地球は、様々な感情を学ぶ惑星でもあると、感じている私もいます

感情は、幸福な気持ちにさせる事もあれば、
時に、身体を病ませたり、心を苦しめる事もあると想います。

そのまま心を放置せずに、自分の心も身体も 労わって癒してあげませんか

あなた自身が、あなたの心と身体を理解してあげるように努めてみませんか

どんな感情も、人間から切り離せないものであり、人間を成長させる
大切なものだと信じている私です




          蓮マクロ(2)
          蓮マクロ(2) posted by (C)プレティオ



皆さん如何でしたか
   あなたは  「 七情と五臓 」 や 「 東洋医学 (薬膳・漢方) 」 から
                           どんなメッセージや何を感じましたか


より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです









【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 共有させて頂いています。
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      無断でのご使用はできませんので、ご了承ください。

                  

説明の表現について : このブログの「東洋医学」とは、
            中医学より発展した、日本の漢方医学などを含めたものです。
            中医学は、古くからの書籍や学説(者)などにより少々異なり、
            色々な「派」の考えの中で、発展してきた経緯もあります。
            また日本に伝わり発展した、日本独自の「漢方医学」でも
            異なる部分もあります。 しかし根源は、同じものです。
            よって、表現や説明も様々な部分がありますので、
            その点は、ご参考にして下さい。


東洋医学 : 中医学や漢方医学また薬膳の捉え方の一部を、ご紹介させて頂いています。  
       東洋医学は、奥の深い医療です。
       同じ症状でも、個人により漢方薬は異なる場合もありますし、
       また、異なる疾患でも同じ漢方薬が処方される場合もあります。
       ご興味のあるお方は、まず専門の医師や薬剤師の方にご相談ください。 








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