自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆36 『 カニ 』  自然の「触れ合い」と「贈りもの」

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海や河の自然の恵み 『 カニ 』 さんのご紹介
  【 カニの注意 薬膳 寒性の性質 甲羅 カニ鍋 冷え性・アレルギー対処法 】 



早くも今年も残すところ 後わずかとなりましたね
今年もお世話になりました
今年前半は、事故の後遺症でご訪問もできず、ご迷惑おかけ致しました
お蔭様で、心配していた後遺症も今でななく元気になりました
色々、ありがとうございました


          カニ~
          カニ~ posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



皆さん、今年はどんな年でしたか
来年は、どんな年になるでしょうね

何かとせわしい時期ですので、どうぞご自愛してくださいね



静物〈冬のズワイガニ〉
静物〈冬のズワイガニ〉 posted by (C)qooh



今年最後のテーマを何にするか、悩みました
本日は、高級食材でもある 『 カニ 』  です。

年末年始にも、召し上がる方は多いかもしれませんね
本日は、特に薬膳的な視点より、綴りたいと思います
何か、ご参考になれば幸いです



心頭滅却すれば…
心頭滅却すれば… posted by (C)qooh



【 カ ニ 】
科目 : カニ類の総称

      全世界で5000種類 日本でも1000類近く存在するといわれています。

      ( 日本 : ケガニ、松葉ガニ、ズワイガニ、タバラガニ ガザミ など )

収穫時期 : 種類によって異なる。

性味 : 寒 ・ 鹹

帰経 : 肝 ・ 腎   (心)

薬膳的な働き : 清熱散血 黄疸症 筋骨損傷 慢性皮膚炎 やけど
 


かにかにかに
かにかにかに posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 カニを食する場合の 注意事項 】
カニは、意外に注意事項が色々あります

・死んだカニは食べてはいけない。
・食べ合わせの悪いもの
   柿     腹痛の原因 
   ナシ    嘔吐・腹痛・下痢
  ピーナッツ  下痢

など 古典にも記載されているそうです

その他、シュウ酸を多く含むほうれん草なども、
消化できない物質を形成するとも言われてます
蜂蜜、棗、なども併用注意

・身はアレルギー反応を起こしやすく、特にカニ味噌には注意が必要です



かにみそ、焼いてみました
かにみそ、焼いてみました posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 薬 膳 】
カニは、体を冷やし血行を改善する作用があるとされています
よって、炎症により熱をもったうっ血した血行の悪い場合に適用します。
打撲損傷、骨折などにも応用できます。

逆に、「 冷え性 」 の血行が悪い方には向きません
そのような方の場合は、体を温める 活血作用がある「 紅花油 」を使用した料理法や、
体を温める作用がある、ニンニクや生姜などの薬味を上手く工夫して使用すると良いと思います

カニの「 寒性 」は、焼いたり、茹でたりして調理しても寒性は変化しないとされています
カニの寒性を和らげる為に、食するときに
体を温める 「黒砂糖の生姜湯」などをお茶として使用するのも、薬膳的予防です
黒砂糖も生姜も体を温め、生姜には殺菌作用などもあるからです

カニの寒性に注意が必要なタイプ
冷え性の人、特にお腹が冷える方、妊婦、幼児、高齢者、
衰弱した人、胃腸が弱い人、下痢気味の人なども、 注意が必要な食材です。


 その他下記の人も注意です。
  風邪気味で痰と咳がある人、
  痙攣やめまい、手の振るえなどがある人 パーキンソン病の人
  顔面神経麻痺がある人



          かにのてんぷら
          かにのてんぷら posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 カニ甲羅の栄養 】
甲羅には、タウリン、キチン・キトサン、ナイアシン、ミネラル類、など

≪ タウリン ≫
カニの甲羅にタウリンが多く含有されており、
動脈硬化や肝機能改善、カルシウム濃度の調節などによいとされています。
また、滋養強壮の作用もあると注目も集めています

≪ キチン・キトサン ≫
体内の有害物質を排出する作用があり免疫を高める働きがあると
いわれています。
サプリで話題のグルコサミンも、キチン質のひとつです。
この成分の抗アレルギー作用が注目され、医療用の素材としても広く使用されています



鍋用
鍋用 posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 理にかなったカニ鍋 】
上記より、甲羅の栄養素も満遍なくカニを頂くには、
スープとしても頂ける鍋などがベストです

緑黄色野菜と一緒に頂くことで、栄養のバランスも整えられます
また、生姜や酢の薬味と一緒に頂くと、殺菌作用があり、更に寒性を抑えてくれ
理にかなっている訳です
ご存知の通り、薬味には、意味がありとても重要な役目があるのです

 (*酢は、書籍により捉え方が異なり、寒性 とも 温性とも 言われる場合があります。 
   
   酢の原料によっても、異なる場合があります。)    
 

もともと、「 寒性 」作用が強い カニ ですので、
妊婦さんや、体の状態に合わせて、食べ過ぎないように上手く調節しましょう。
冷え性のお子さんや虚弱なお子さんも、注意してあげてください



しゃぶしゃぶ
しゃぶしゃぶ posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 フィンガーボール 】
カニは、甲羅が硬く、食べるのが難しいですよね~
私は、上手く食べれないタイプです
カニ料理には、指を洗う、フィンガーボール が付いている場合がありますね

中国などでは、この溶液に、焼酎や濃い菊花茶などを用いる場合があるようです。、
この溶液で、指を洗うと、カニの臭みを取り殺菌もできるようです
日本では、レモン汁が多いかもしれませんね。

    菊花茶に興味のある方 こちらからどうぞ    
         ◆34 『キク』  自然の「触れ合い」と「贈りもの」
          http://ainote0707.blog.fc2.com/blog-entry-152.html



          しゃぶしゃぶ
          しゃぶしゃぶ posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【 冷え性 と アレルギー 】
私は昔、カニ・エビ アレルギーがありました。  どちらも大好きだったのですが・・・
特に、カニを食べるとすぐに下痢をして、数時間トイレにいる状態で、とても大変でした
その上、半端でない腹痛を伴っていました
今は、お蔭様で克服して、どちらも美味しく頂ける様になりました
当時は、大学生で薬膳や漢方の知識など、全くなかったので気づかなかったのですが
その頃、冷え性だったことも、その症状の要因のひとつだった可能性があるなぁ~と、感じてます。

先日、冷え性の方が来店され、色々薬膳と漢方についてお話していたときに、
冷え性なので、冬のカニにも注意してくださいね~ とお話しましたら、
エッという表情だったので、お聞きすると、
実は、先日カニの海鮮料理を食べに出かけて、帰りにとてもお腹が痛かったんですよ
との返答でした。 
お客様も、薬膳や漢方の話に腑が落ちましたと言われ、とても納得されたご様子でした



雑炊
雑炊 posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)


【 もしもの・・・ 対処法 】
もし、カニの食後の冷えによる腹痛や下痢や嘔吐の症状の応急処置には、
冷えたお腹を温め、温かい生姜茶やシソ葉茶を飲むことをお薦めします
水分も補えるので、下痢や嘔吐による、脱水症状の予防にもなると思います
但し、この場合の甘味には、黒砂糖を用いてください
蜂蜜は不適です。 蜂蜜は下痢を強める可能性がるからです。
     
生姜や紫葉(シソ)には、温めてくれ、特にカニ・エビ・魚介類の解毒作用もあり、
嘔吐の症状も軽減してくれます。
その目的で、生薬として配合されている漢方薬もあります

もちろん、ひどい場合は、速やかに病院で受診しましょう


ムツゴロウ(5)
ムツゴロウ(5) posted by (C)プレティオ


【 大切な知識や情報とは?】
日本では、意外に知られていない情報、知識のように感じています。
人間の身を守るための生きる基礎的な知識でもあると感じていますが・・・
なぜか、そのような情報や知識より、
別の情報が多く、情報に流されやすい情報現代なのかも・・・ 
大切な知識や情報って、本当は何だろう と考えさせられます


冷えの状態にもよると思いますが、
冷え性の方には、特にお役に立てて頂きたい情報です

高級で、美味しい海や河の自然の恵みのカニを、
笑顔で無駄なく、有難く頂きたいですね。   



Kani
Kani posted by (C)プレティオ



皆さん、如何でしたか
       あなたは、海や河の自然の恵みの 「 カニ 」 さん から
                           どんなメッセージや何を感じましたか
  

より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです




御輿来海岸の夕日
御輿来海岸の夕日 posted by (C)プレティオ


            皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください








【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 許可を得て共有させて頂いています。
      無断の使用は、ご遠慮願います。
      (大切なフォトを、ありがとうございます)


注意  :  このサイトでは、あくまでも、
      民間や伝統療法として、植物などのご紹介をさせて頂いています。
      地方により使用法や用量も様々であり、医療とは異なります。
      また、病気やお薬との飲み合わせなども、ある場合があります。
      ご使用の場合は、医師又は薬剤師などの専門の方にご相談ください。 



【 マナーのお願い 】
環境保護 :  自然の植物を採取する場合は、
         採取可能な植物か確認をおこない、必要な分だけ採取するようにしましょう。
         使用部位や、類似の毒性の植物などにも注意をしましょう。
         自然界から分けて頂く気持ちで、植物達の繁殖や生育、
         自然界の環境を崩さないように心がけましょう。
         採取後の、自然界への感謝も忘れずに心がけたいものです。
         この感謝の想いが、自然の恵みや癒しを授かり、
         自然との共存に繋がる部分であると感じてます。
   






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