自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆11 『 五色と五臓 』  東洋医学(五行説)より

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  色によるメッセージの東洋医学の捉え方 
   【 五臓と五色 色が示す症状例 産まれもったもの(色) 帰経と食材の色 千差万別  】 
 


早くて、夏休みも残り少なくなりました
また、新学期が始まっている地域もある頃と思います

極端な天候で、夏を終えようとしていますが
まだまだ、残暑とは思えない暑さや激しい豪雨などが続いています。 
どうぞご自愛くださいませ

では本日は、久しぶりに、東洋医学のよる「 五行説 」の
『 五色 』  について綴りたいと思います



宇宙の夢
宇宙の夢 posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)             青



【 五臓と五色 】
 
五行説による五色とは  「 青、赤、黄、白、黒 」 の5種になります

この色が五臓の病変が、この5色の変化になって皮膚に現れるとされています。

その関係は下記の通りです。

       肝  は  青  
    心  は  赤  
   脾  は  黄  
   肺  は  白  ☆
   腎  は  黒  ★  
      になります。

この色の変化は、顔面、特に目瞼(まぶた部分)に現れやすいとされています。

しかし、この五色は、明確な原色でなく、健康人あるいは その人の健康時と
比較しての相対的な色調で見る事になり、 あくまでも参考目安となります。




バラ
バラ posted by (C)プレティオ                       赤



【 色が示す症状例 】

例えば、
健康人より、なんとなく顔の頬が、(紫がかったような)赤っぽい人は
心臓の病気を考慮してみる訳です

ある種の心臓病では、 血液の酸素含量の減少などで、頬が赤くみえることがあります。
これは 心臓疾患による赤 で、五臓と五色 に当てはまると思います。
もちろん、他の疾患や体調でも、頬が赤くなる場合もあり、
頬がリンゴのように赤くなる 「 リンゴ病 」 と言われる感染症などもあります。
あくまでも可能性を考える訳です。  
     
そうは言っても、 肝蔵の病でも、白色
           心臓の病でも、黒色が  現れたりすることもあります

これは、相克の臓器と関係があります。 つまり
   肝(青)   の相克臓器は    肺(白) で 白 が現れる
   心(赤)   の相克臓器は    腎(黒) で 黒 が現れる 場合もある訳です。

  ( 下記は、お店で患者様への説明の為に作った資料の写真です。
                   見難く申し訳ありませんが、ご参考にしてください )

少々複雑でもありますが、身体の現れる五色は、あくまでも参考になるひとつになる訳です。
中医学・漢方学では、
様々な症状や状態を考慮しながら、総体的に証をみることになります



     五行 (東洋医学) 003 

             【  肝★  心★  脾★  肺☆  腎★  】



【 産まれもったもの 】

私は、産まれもった皮膚の色は 黄色っぽいです。
子供の頃から、ミカンの食べ過ぎ と自分で思うほど黄色かったのです
若い頃は、色白の人が、羨ましいと思ったこともありますが、
今は、健康的な日焼に強い皮膚を、有り難く思ってます

で、自分で自覚があるのですが、「脾(胃)」が弱い私です。
黄色い肌色で、五色の色に一致しています。

また例えば、肌色が黒っぽい場合は、腎が弱い場合もある訳です。
但し、日焼けのような黒さとは異なります。 
(あくまでも参考であり、人により異なります

人工透析をされている方は、顔色が黒っぽい方が多いと感じてます。
このように、病状を探るための 証を決める参考となる訳です。 
 
話が飛びますが、ある昔、昔の話し。 
  ある優れた漢方師が、初めて会った人に、 長生きする為の
  注意する病状や日常のアドバイスを伝えたました。
  しかしその時、本人は健康であったので、そのアドバイスを信じませんでした。
  その後その人は、注意事項のアドバイスを守らずに、 最終的に
  注意された病状で、若くして亡くなったと言う、  話も聞いたことがあります

このように、その人の体形や、肌色、行動、声なども、
様々な病状のメッセージとなっており、東洋医学の捉え方です



バラ(11)
バラ(11) posted by (C)プレティオ                    黄色



【 帰経と食材の色 】

まず、「 帰経 」 とは、薬や食などが、選択的にある蔵腑や経路に入り
有効的に作用する部分を示した、道しるべのようなものです

 経絡 : 気血水の循行のルートであり、体内の各部分を調節する通路。
        様々なツボは、この通路上にある。

つまり、食物の色によって、帰経する臓腑も異なるという捉え方です。

  色         (例)      帰経
(臓腑や経絡の道しるべ) 
青い〔緑〕食べ物 (韮)  →  肝経に入りやすい。
赤い食べ物 (唐辛子)  →   心経に入りやすい。
黄色い食べ物 (南瓜)  →   脾経に入りやすい。
☆白い食べ物  (大根)   →  肺経に入りやすい。
★黒い食べ物  (黒米)   →  腎経に入りやすい。
                                                                                                                                                  と、考えられています。

  例にあげると
     黒い食べ物は、東洋医学でいう腎の機能に作用する
     腎経に入るとされている訳です。 

         黒 →   黒ゴマ、黒豆、わかめ、ヒジキ  などなど  です。
     
     昔から、ワカメなどは、髪を黒くすると言われますよね。
     実はこれも、腎は髪と繋がりがある東洋医学の考えと繋がっています。

  但し、すべての食物の色が、その帰経を通るとは限らず、
  食物(薬)の 「 味 」 などの性質も関与しています。 (複雑ですね) 
             ◆ 3  『 五味 と 五臓 の関係 』  東洋医学(五行) より 
  

  あくまでも参考であり、入りやすい、影響を与えやすい 目安として捉えます。
  「五行説」や「東洋医学」の記事をご参考に 
             ◆東洋医学 ( 漢方・薬膳 )  (新しい記事順に掲載)
                                         


ボタン'富士の峰’-2
ボタン'富士の峰’-2 posted by (C)qooh                   白



【 千差万別 】

このように、東洋医学の視点では、
人の体質により 生活環境により、注意事項が異なります

前からお伝えしていますが、
現代は、「 何かがよい 」  と情報が流れると、その情報に飛びつきやすく、
皆に良いと思われがちですが、
人により異なる という基本的知識が必要 と思います

どんなに善いものも、バランスが崩れれば悪くなります

更に
自分に良いから、相手にも良い とは言えず、
自分に悪いから、相手にも悪い とも言えないことがあることを 
念頭において頂くことも大切だと思います

自分に合うものを、自分で理解して、自分に責任を持つ事も大切と感じます  




枯葉よ~♪
枯葉よ~♪ posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)             黒



皆さん、如何でしたか

   「 五臓と五色 」 や 「 東洋医学の捉え方 」  から
                             何か参考になる事がありましたか

自然哲学でもある東洋医学に触れ
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです






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            また日本に伝わり発展した、日本独自の「漢方医学」でも
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            よって、表現や説明も様々な部分がありますので、
            その点は、ご参考にして下さい。


東洋医学 : 中医学や漢方医学また薬膳の捉え方の一部を、ご紹介させて頂いています。  
       東洋医学は、奥の深い医療です。
       同じ症状でも、個人により漢方薬は異なる場合もありますし、
       また、異なる疾患でも同じ漢方薬が処方される場合もあります。
       ご興味のあるお方は、まず専門の医師や薬剤師の方にご相談ください。 








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