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自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆46 『 (ヤマ)ブドウ 』  自然の「触れ合い」と「贈りもの」

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ブドウからできるブドウ酒 が 医薬品  
  【 (ヤマ)ブドウ  ノブドウ 民間療法 中国による性質 赤ワイン  日本薬局方 
       医薬品のブドウ酒 グレープシードオイル 漢方薬 食からのメメッセージ 】




果物が美味しい実りの秋。 今年は全般的に 果物が糖度が高く美味しいようですね
ブドウもその一つではないでしょうか
下のフォトは、ヤマブドウとは異なる、野葡萄です。
自然の色合いが美しく、可愛い果実ですよね

本日は、 皆さんが良くご存知の、『 (ヤマ) ブドウ 』 について 綴りたいと思います



          紫の実(野ぶどう)
          紫の実(野ぶどう) posted by (C)プレティオ



【 ヤマブドウとは異なる、ノブドウ 】

今回ご紹介するのは、市販のブドウによく似た ヤマブドウ ですが、
山地には、ヤマブドウ  とは異なる、 野葡萄 という名の ブドウの植物もあります。 

色合いが、秋のオブジェになりそうな 素敵な ぶどうさん です

この、野葡萄は、美味しいと言えないようですが、
野葡萄も、一部の地域では、肝疾患などで民間療法として使用されたようです
「清熱」・「解毒」作用もあり、関節痛やリウマチなどにもよいとされているようです。
なんと、 中国では 抗癌&制癌薬 として研究されいるらしいですよ
自然界の限りない可能性を 感じますね

よって、 「ヤマブドウ 」 と 「 ノブドウ 」 は、名前が似ていますが、
違うものですので、ご注意くださいね




野ぶどう/ブルースカイ
野ぶどう/ブルースカイ posted by (C)qooh



【 ヤマブドウ 】

科名 : ブドウ科

中国名 : 葡萄 (ほとう)
          奥山に生えるつる性落葉木本
          中国のヤマブドウは 「シラガブドウ」

原産地 : アジア西部地方~中近東 、黒海、カスピ海の南側 などとされいます。

収穫時期 : 初夏~秋

開花期 : 7月ごろに、円錐花序を出し、黄緑色の小さな5花弁を群がり咲かせます。



ぶどう 
          ぶどう posted by (C)qooh



【 民間療法 】

薬用部 : ヤマブドウの果実
         秋に熟した果実をとってそのまま使用する。
         市販のブドウにも、同じような薬効があり、使用されています。

食する部分 : 実や皮、 種 ( ブドウ種の油:グレープシードオイル )
          
使用法 : 生の果実をミキサーにかけ、ジュースにして飲む。
       ヤマブドウは、酸味が強いので、適量の砂糖やハチミツを加えて飲むとよい。
        鮮果は生食、乾果はデザート(レーズン) 菓子、煮物 などで食する。

 ≪ 薬効 ≫ : 食欲不振、貧血、冷え症、不眠    など 

如何ですか  虚弱な方や、女性には、特に嬉しいのではないでしょうか



白い帽子をかぶって
白い帽子をかぶって posted by (C)ここわんこ(ゆっくり活動中)



【  「 葡萄 」 の 中国による性質 (薬膳含む) 】

 ・六味の性質 (味の性質)            : 甘、酸

 ・五気の性質 (温・寒)             : 平

 ・帰経    (関係深い作用する五臓六腑・経路) : 肺・脾・腎 

 ・中国薬効   : 補気養血、強壮筋骨、利尿浮腫、解表透疹  など



               ボージョレ・ヌーヴォー2  
            ボージョレ・ヌーヴォー2 posted by (C)qooh


【  「ワイン」の民間療法 】

近年、ワインはアルコール飲料で、日本でも人気ですよね
実は、ブドウのワインも民間療法として、古くから親しまれてきました   
ご存知の方もいるかもしれませんが、以下の通りです

  ブドウ の 赤ワイン
        ポリフェノールが含まれており、活性酸素を抑えることは有名です。
        食欲減退、低血圧症、不眠症、冷え症、脳貧血などに活用されています。
        病後の拡幅、虚弱症状で元気がない時に 
        赤ワインを匙1~2杯1日1~3回飲むと良いとされています。

如何ですか  お酒や赤ワイン好きな方は、興味深いかもしれませんね
私は、お酒はダメでして、グレープジュース 派になりますが

では、さらに 「 ブドウのお酒 」 について、綴りたいと思います



           静物/ぶどう  
           静物/ぶどう posted by (C)qooh
     

【 日本薬局方 】

皆さん、 『 日本薬局方 』 ってご存知ですか

日本薬局法とは
  医薬品に関する品質規格書。
  日本国内で医療に供する重要な医薬品について、
  その性状および品質の適正をはかるため、
  品質・純度・強度・試験法・剤型など基準を定めた公定書  の事です。

実は、この日本薬局方に、「 ぶどう酒 」 が収載されているのですよ
厳密な製法の  ぶどうのお酒、が収載されていると言うわけです
                           
では、日本薬局方「ブドウ酒」の記載内容は・・・ どうでしょうね
上記しました、赤ワインの民間療法と 比べてみてください



          ボージョレ・ヌーヴォー1
          ボージョレ・ヌーヴォー1 posted by (C)qooh



【  日本薬局法 「ブドウ酒」 】

 ≪ 効能・効果 ≫
    食欲増進、強壮、興奮 下痢 不眠症 無塩食事療法
 
 ≪ 用法・用量 ≫ 
    通常、成人1 回1 食匙(15mL)又は1 酒杯(60mL)を経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
    
 ≪ 成分・分量 ≫
    本剤1mL中に、日本薬局方 ブドウ酒1mLを含む。
    アルコール分 12%
    酸化防止剤としてピロ亜硫酸カリウムを含む。

         l_ippan_img11.jpg
       中北薬品株式会社 一般医薬品  を参考にさせて頂きました。


如何ですか   民間療法と 同じような記載がありますよね

通常のワインは、食品になり 効能・効果 を言い及ぼすと薬事法で問題になりますが、
この 日本薬局方ブドウ酒 は、医薬品として収載されており、
「効能・効果」 がはっきりと言える訳です


医薬品と食品の区別のマメ知識となれば、幸いです

次は、ワインの生産過程で取り除かれる、「種」 について綴りたいと思います



H25,9,17 006 
マッサージ用のグレープシードオイル100% 薄い黄色       posted by (C)あんく♪   



【 グレープシードオイル 】

ワインの製造後に残った、ブドウの種がオイルの原料として使用されています。
廃棄しないで、無駄なく使用する事ができ、いいですよね
 
消化がよく、活性酸素を抑える働きなどで、食用としても注目されていますが、
近年日本では、マッサージオイルとして知れており、使用されています。
脂性肌や乾燥肌の保湿、老化防止、日常のケアとしても人気です
 
このグレープシードオイルは、比較的安価で、香りもクセがありません
通常の油のベタ付きがなく、さらりとして使いやすいマッサージオイルです。
私もお店で使用していたオイルで、お勧めですよ

日本では、西欧のオリーブオイルが有名ですが、
このグレープシードオイルも、食品もあり、同じように健康によいと言えますね

地域で身近な植物を上手く利用して、活用されしきた流れも感じて頂けければ幸いです


   
野ブドウ/ニュアンスカラー
野ブドウ/ニュアンスカラー posted by (C)qooh



【 漢方薬 】

今年の夏の健康診断で、医師の診察が必要となった紹介状が添付されてた
検査結果が届きました。 えぇっ と少々驚きました

この数カ月、特に異常に身体がきつくなり疲れやすい自分を感じてました
息切れしたり、ふらふらしたり・・・ していた私でした。
これは、運動不足でもあり、歳と共に体力が低下した為と思っていたのですが・・・・
なんと、「 貧血 」 だったのです。 トホホッ。 ながらも、納得しました。
確かに、疲れが激しい時、補血補気の漢方薬を飲みたくなり、服用していた私です

すぐに、漢方薬を連日服用をして、鉄分の多い食事を取るようにしました。
その後、病院の詳細な血液検査で、一般的な 鉄欠乏性貧血 だったので、ホットしました

早々に漢方薬を服用しはじめ、食事にも取り組んだ甲斐もあり、数値が少し改善しており、
ギリギリ西洋の薬を飲まなくてもよい数値で、そのまま漢方薬や食事で様子をみてくださいと
先生は、言ってくださりました。 有り難く思いました。 
(*但し、西洋と東洋の「貧血」の捉え方は、少し捉え方が異なっています。
    東洋では、基本的に「血を養う」です。)

意外かもしれませんが、漢方薬でも、貧血改善が可能です
例えば、胃(脾)が弱い方、疲れが激しい虚弱の方、浮腫み易い方、精神的に弱い方なども、
体質(証)にあった、血を養う 漢方薬がありますよ

昔から貧血傾向であっても、今まで健康診断で注意事項にも上がったことが無かった私。
ただ、20代の後半から 献血に行っても、血がちょっと軽いですね…
と断られたことが2、3回ありました。 
少しずつ進行すると、気づきにくいと痛感しました
皆さんも、ご注意くださいね。 



ヤマトシジミ♂on野葡萄
ヤマトシジミ♂on野葡萄 posted by (C)qooh       ↑ブドウの房の枝に似ていますね^^



【 食からのメッセージ 】

私は、果物はなんでも好きなのですが、  昔から、レーズンが好きでしたし、
ゼリーやジュースでは、 ミカン(柑橘類)、モモ、ブドウ を 特に好んでいました
貧血になりやすい体質の私は、、ブドウの 「 補気養血 」を、
身体が求めていたのだと、今は痛感しています。
そして、ミカンも、モモも 私の体質にあった 果物なんですね。 今もそうです

あなたの、好む食べ物は、あなたに必要な食べ物の場合があると言え、
食事の好みでも、身体のメッセージが込められているとも言えます
漢方の問診でも、大切なひとつとも言えます

私の今回の貧血の大きなメッセージとして、 冷え症にもかかわらず
1、2年前より、なぜか冬でも 「 氷を異常に食べる 」 ようになっていました
TVで、たまたま知ったのですが・・・
これは、鉄欠乏性貧血症 の人に見られる、 習慣性 らしいです。
認識不足でました。  

あなたも、自分の食事の好みが変わった場合や、異常によく食べるようになったものがある時は、
何らかの、身体のメッセージかもしれません
味の好みや、水分摂取量の変化なども、同じです。
自分の身体の為にも、どうぞ、自分の食の変化を見逃さずいてあげてくださいね

私の経験が、ご参考になれば幸いです



          ぶどう
          ぶどう posted by (C)プレティオ



皆さん、如何でしたか
    あなたは、身近な果物の 「 ぶどう 」 さん から
                                     どんなメッセージや何を感じましたか
  

より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです








【 備 考 】

写真 : フォト蔵の会員のお方より 「クリエイティブ・コモンズ」 の
      規定に基づいて、許可を得て共有させて頂いています。
      よって、ここからの無断の使用や転写はお断り致します。


注意  :  このサイトでは、あくまでも、
      民間や伝統療法として、植物などのご紹介をさせて頂いています。
      地方により使用法や用量も様々であり、医療とは異なります。
      また、病気やお薬との飲み合わせなども、ある場合があります。
      ご使用の場合は、医師又は薬剤師などの専門の方にご相談ください。 

      また、「中国の性質の捉え方」は、作用の視点をどこに置くかで
      書物により内容が異なる場合もあります。
      あくまでも、ご参考にしてください。


【 マナーのお願い 】
環境保護 :  自然の植物を採取する場合は、
         採取可能な植物か確認をおこない、必要な分だけ採取するようにしましょう。
         使用部位や、類似の毒性の植物などにも注意をしましょう。
         自然界から分けて頂く気持ちで、植物達の繁殖や生育、
         自然界の環境を崩さないように心がけましょう。
         採取後の、自然界への感謝も忘れずに心がけたいものです。
         この感謝の想いが、自然の恵みや癒しを授かり、
         自然との共存に繋がる部分であると感じてます。
    










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