自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆『自然の摂理』 「共生・知恵」について ① (猿達 Ⅰ)  

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寄生虫に対する 『お猿さん』 の知恵のご紹介


自然界の多くのお猿さん達は、無数の腸内の寄生虫に、悩まされているそうです
それは、下痢、不快感、腹痛、など健康被害を受けるからだそうです
お猿さんたちは、この対処法を発達させてきたと、言われています。
さて、どんな自然との共存・共生をしているのか・・・
今回は、お猿さんが主人公で、綴りたいと思います

         とても長くなっています。  すみません
         時間のある時などに、読んで頂ければ幸いです。
         フォトのお猿さんは、大分県の、有名な高崎山のお猿さん達です 


          親子猿(5)  
          親子猿(5) posted by (C)プレティオ


【ホエザル】
マントホエザルは、住んでいる場所によって、
感染している腸内寄生虫の量が異なるようです。
R地域のホエザルは、大量に寄生虫に感染しているが、
S森林に住んでいるホエザルは、寄生虫の感染量が少ない、そうなのです。

この二つの地域の一番大きな違いは、
なんと 「 イチジクの木 」 が 「あるか、ないか」 だったそうです
感染の多いホエザル群は、イチジクを手にいれにくいが、
感染が少ないホエザル群は、多数のイチジクの木を利用できる事がわかったのです

おサルさんは、イチジクも食べるそうです。 
イチジクは、カルシウムの豊富な植物で、大部分に霊長類とその他の動物にも
珍重されているのです

             イチジクさんの関する前回の記事です。           
                  ◆自然の「触れ合い」と「贈りもの」 (「イチジク」より) 12

で実は、南アメリカの人々は、伝統的に新鮮なイチジクの樹液を使って寄生虫の自己治療を
おこなっているのです
そうなのです。イチジクの木からでるの白い樹液は虫のタンパク質を分解するのです

よって、おサルさんが、イチジクの葉と果実を食べる事が、
寄生虫の防除に役立っているという魅力説は、捨てがたいと言う訳です


小猿(1)
小猿(1) posted by (C)プレティオ


【他のお猿さん】
また霊長類学者のカレン・ストライアー氏は、
絶滅の恐れのある 「 ウーリークモザル 」 のお猿さんについて、
寄生虫が、全くいない事を発見して 驚いて  標本採取を繰り返したそうです
そして、その地域の別のサル群にも、寄生虫が少ない事を突き止めたのです。
寄生虫が、なぜ 「 全くいない 」 もしくは、「 少ない 」 のでしょうか

で、別の公園内の 「 同じ種 」 のお猿さん達を調べたところ、
少なくとも3種の腸内寄生虫に感染していたそうです

さて、同じお猿さんなのに、この二箇所の違いは、なんなのでしょうか

調べると、寄生虫のいないほうのおサルさんがいる地域では、
中下しに使用する植物が多くあり、その植物を、お猿さんも用いる可能性が伺えたのです
その植物は、その地域に住む人々が、実際に使用している中下しなのです

お猿さんは、中下しの植物を用いているのでしょうか
その植物は、なんなのでしょうか


          親子猿(3)
          親子猿(3) posted by (C)プレティオ


【チンパンジー】
チンパンジーが、『 朝早く、食する 』 とされる  「アスピリア (キク科) 」 の植物があります。

通常お猿さんが、無造作に、葉の束を口に放り込む食べ方と違って、 
アスピリアの葉が、美味しくないことは、食べる様子から明らのようです
ある観察者が、「アスピリアの葉」を食べてみて、それは硬くてトゲトゲして・・・
とても食べれるものでないと言ってます
この「アスピリア」は、何の為に食してしるのでしょか
薬効は、あるのでしょうか

霊長類学者の西田利貞氏は、チンパンジーの行動を詳細に観察しています
その内容は、他の研究者とも、類似していたようです
その行動とは・・・
 チンパンジーは、わざわざアスピリアの葉を求めて捜しに行く、
 そして、アスピリアの葉を見つけると、
 「なめたり、味わったり、若葉をしばらく舌の上のせてみたりする」 のです。
 そして、次の葉を、また同じように試しようです。
 ようやく一枚の葉を選ぶと、 プリーツのように折りたたみ、
 2、3秒口にふくんでから、 丸呑みするのです。


これから、凄く注意深くアスピリアの葉を選んでいるのが、伺えますね
なぜなのでしょうか  薬効は、どうなのでしょうか  

 また、この行動は、乾季より雨季のほうが多い事が、未消化の糞から伺え
 更に、メスはオスより、沢山の葉を、呑み込むことが観察されています。

食べる時季や異性の体質にも関係があるようですね・・・。

で、この薬効なのですが・・・
アスピリアは、アフリカの伝統医学では、通常 「腹痛と咳の治療」 につかわれている事が、
確認され、それに、ランガム氏と西田氏は興味をもったのです
これで、植物の薬効を用いて、何らかの自己治療をおこなっている可能性があるかも
さてその証拠は・・・


緑のはぁと♪
緑のはぁと♪ posted by (C)ここわんこ


【他の葉】 1987年に、日本の研究者たちが、チンパンジーが「リッピア・プリカタ」と言う
植物を呑み込んでいるのを、観察したそうです

チンパンジーは、これらの葉に何を求めているのでしょうね
そして、同じように イチジクの仲間の葉や
ツユクサなども一緒に呑み込んでいるのを観察されたそうです

         ツユクサさんに関する過去の記事です。   
             ◆自然の「触れ合い」と「贈りもの」 (「ツユクサ」より) ⑤
 
で、呑み込む植物について調べたところ
これらの植物の薬効の間には、なんの共通点がないのがわかったそうです
薬効が、異なるのならば、なんの目的があるのでしょうか

更に、1993年、アフリカ各地のチンパンジーは、
植物19種類の葉を呑み込んでいる事がわかりましたが、
その多くは、内部寄生虫には、なんの効果もない植物だとわかりました
一体どういうことなのでしょうか

しかし、しだいに明らかになってきたのが・・・
さて、これらの葉の唯一の共通点や目的は、一体なんなのでしょうか


暮れてゆく・・・
暮れてゆく・・・ posted by (C)あお☆りょうま(少し復活中)


【知恵】
研究者のマイケル・ハフマン氏は、ある時、
呑み込まれた葉が、便と一緒に排出されたばかりのものをみて、 
目をみはったそうです

なんと、なんと 虫が何匹か、葉の表面全体にある微細な 状の剛毛にひっかかって、
「生きたまま、のたまっている」のを見たからです

そうなのです 虫は、薬効で殺されてはいなかったのですが、
便と共に未消化の葉のザラザラに、ひっかかって排出されていたのです

お分かりになりましたか 
呑みこむ植物の葉などの共通点は、「ザラザラした葉」だったのです
それも、上記しましたが、口の中でザラザラ感を確認して、 もっとも適した葉を
注意深く葉を選んでいる凄さです

これは彼が見た、『 植物を呑んで 「物質的」 に駆除した最初の例 』 であったのです
後に、この駆除法を、『 マジックテープ効果 』 として知られるようになったそうです


このマジック効果は、チンパンジーに多いとされる 「腸結節虫」 に特に効くそうです
この寄生虫は、植物などを求めて、大腸の中を自由に動きまわっており、
腸壁に永久にくっつく事がないから、葉に引っかかり易いと言う訳です

ざらざらの葉は、空服痔に呑み込みこまれると、
腸壁についていない虫を引っ掛けたうえ、下痢をうながし、
腸の働きを早くして、虫とその毒素を体外に流しだす役目をするようです。
なので、朝一で食するおサルさんがいるのも、理由があるのですね

また、中には、適合する薬効もある植物もあるようですが・・・
すべての共通点は、「ザラザラの葉」だった事実です

また、食する時季やメスが多く食べるのも、
寄生虫が多く発生する時季や、メスの体質になるものだったようですね。

つるつる葉を持つ木が多い森で、ザラザラはを探すのは、容易な事ではないようです



          小猿(3)
          小猿(3) posted by (C)プレティオ 


【まとめ】
このことが明らかになるまで、色んな研究者達が、観察してきたが
長い年月を得て、やっと明らかになったようです

駆虫的目的を持って、薬効のある葉を食べる動物は多いのですが・・・
このお猿さんの習慣は、 まさに 自然との共生の知恵ですね
今回は、直接的な植物の薬効を用いたものではありませんでした。
でもこれも、すばらしい自然療法のひとつですね

伝統医学の薬草医は、かこ数千年間、
駆虫法として「下剤と嘔吐剤」をつかっているそうです。
それは有毒な駆虫薬を使用するより、安全であることがわかっているからです。
なぜなら、駆虫薬には、腸の寄生虫を殺す毒性が必要でありながら、
腸に必要な宿主に対して、傷つける程強くないと言う、
微妙なバランスの薬効が要求されるからです。

お猿さんは、まるで、より安全な方法を心得ているように感じます
この方法ならば、メスの妊娠中にも、安全に寄生虫を腸から排泄させれますね


一方、現代薬の、寄生虫や菌類などの駆除剤や抗生剤の化学薬品
次第に化学薬品に抵抗性をもつようになってきたました
現在まで良いように見えた治療法も、
壁にぶつかり始めている人間なのかもしれませんね。

畜産では、このようなお猿さんの知恵の、物理的な治療法は
寄生中駆除にとりわけ有用かもしれないとも、 いわれているようです



きらきらの映り込み
きらきらの映り込み posted by (C)ここわんこ


【 責任 と 現実的なスピリチュアルの視点 】
これらは、人間に対する、大きなメッセージであると感じます
身近なものによる、「知恵」を用いた、自然共生。

人間は、本来知恵のある存在ですが・・・
でも、環境を破壊している実態や、病気などが増えている状態などは、
本当に 「 賢い 」と言えるのでしょうか・・・

「 賢い 知恵」 とは、未来もみつめて、
人間にも、動物にも、新たな命にも、自然界にも、地球にも
すべてにおいて安全で優しいと、
「 責任持って、思考して行動が出来る 」 存在では、ないでしょうか

  我々人間に、『 未来に向けた 責任ある行動 』 を、
                  各自に問われているように感じます


あなたは、どう思いますか
あなたの 「 未来に向けた、自己責任 」 は、
通常の個人的な日常生活の中にも、沢山あるように感じます。

  『 責任 』 には、
                 総体的様々な「 思考 」 や 「 先見の目」 などが求められ
          「 苦しい事 ・ 手間や時間が必要 ・ 楽で無い事 」 などが存在する

 そして、その責任を果たした部分は、 
         なんらかの形で、その責任の喜びなどを味わえるように思えます
 また責任を果たせない部分は、
         手を抜いた分や楽した分など、後が大変なのだと感じます


あなたの  「 自己責任 」 は、どうでしょうか



          小猿(2)
          小猿(2) posted by (C)プレティオ



皆さん如何ですか
あなたは 「 お猿さん 」 から、どんなメッセージや、何を感じましたか


より自然を身近に感じて
何かしら、自然や、自分と向き合うキッカケとなれば幸いです








【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 共有させて頂いています。
      (大切なフォトを、ありがとうございます)
      無断でのご使用はできませんので、ご了承ください。


You Tube : 共有させて頂きました。
         (貴重な資料を、ありがとうございます)


注意  :  あくまでも、民間や伝統療法としてのご紹介さをせて頂いています。
       ご使用の場合は、医師又は薬剤師の専門の方にご相談ください。 










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