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自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆22 『イチョウ』  自然の「触れ合い」と「贈りもの」

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銀杏で有名な 『 イチョウ 』 さんのご紹介
              【 民間療法 薬草 視点の違い 銀杏(種子) 強い生命力 】



秋と言えば「〇〇の秋」・・・、色々ありますね
紅葉もそのひとつで、落ち葉が冬の足音を知らせてくれるようですね

今日は、落葉樹で有名な、葉が黄色に色付き落葉する「イチョウ」さんについて
綴りたいと想います


          しっとりと秋
          しっとりと秋 posted by (C)ここわんこ


イチョウの木は、皆さん子供の頃から親しんでいる木だと思います
独特な扇の葉の形をしていますよね
保育園で落ち葉拾いをして、イチョウさんの葉を用いて、何か作品を作った覚えがあります

秋になり、葉が綺麗な黄色になりますね
そしてその頃、ギンナン(銀杏)の実も色づきりますが・・・
このギンナンの実は、まん丸で独特の強い臭気が・・・  ありますが 

でも、まん丸の臭いがある肉厚の実の中に、硬い殻付いたギンナンがあるんですね
これまた、面白いですよね  
もしかしたら、臭気で大切な実を守っているのかもしれませんね~

では、ギンナンさんのご紹介をさせて頂きます


081129-08
081129-08 posted by (C)花信風


【 イチョウ 】

科名 : イチョウ科

中国植物名 : ギンキョウ (銀杏)

原産 : 中国原産で、 日本には古くに渡来。 栽培の落葉樹で、自生はないようです。
      寺社境内などに、植えられてきたとの事。

名の由来 : 「 一葉 」 と言う説があります。
         また、中国では、カモの足の形に似ているとして、鴨脚(ヤーチャオ)と
         呼ばれており、それが転じて 「 イチョウ 」 になったと言う説もあるそうです。
         
              同じ方を向く(軽鴨ver.)2
              同じ方を向く(軽鴨ver.)2 posted by (C)qumyah

        白い種子を銀、形はアンズの果実に似ているので、銀杏(ギンアン)と言われ
        それが転訛して、「 ギンナン 」 となった。       とか・・・色々あるようです。


では続いて、恒例の民間療法について、綴りたいと思います
どんな 有効性があるでしょうね

                  
秋の味覚1
秋の味覚1 posted by (C)@ponyobei


【 民間療法 薬草 】

≪  種子 : 白果 (ハッカ)  銀杏( ギンキョウ)  ≫

  採取例    秋の成熟した種子をとって、肉質部分の外種皮を水洗いして除き、
           天日乾燥する。

  有効性     慢性喘息、頻尿、夜尿症、鎮咳、去痰、滋養保健  など

              乾燥した銀杏を、15個位、煎じて飲む。
              生の種子は、焼いたり煮たりして、1日 5~10個ほど食する。

  注 意     * 臭気の強い肉質の外種子は、ギンナン酸などを含み、直接肌に付くと
                 ギンナンかぶれを起こすので注意する事。
             *   種子の食べすぎは、中毒をおこし 嘔吐や胃部の不快感などを
                 起こすので注意が必要。 特に、子供は注意する。
                     * 冷え性の人は、注意する。 手足が温かくほてる傾向の者に良い。  など


イチョウ 新緑3
イチョウ 新緑3 posted by (C)花信風


≪   葉 : 白果葉 (ハッカヨウ)  銀杏葉 (ギンキョウヨウ)  ≫

       採取例    葉は青い内に採取して、天日乾燥する。  など
 
       有効性    高血圧予防、狭心症、高コレステロール、血管壁強化、血行促進、 
                脳障害  など

                   乾燥した葉を、煎じて飲む。
                   または、お茶代わりに飲む。
                
             * 冷え性の人は、注意する。 手足が温かくほてる傾向の者に良い。  など
 

臭いの元
臭いの元 posted by (C)@ponyobei


いかがですか
昔から馴染み深い、ギンナンの種
茶碗蒸しに、子供のころ入っていたのを覚えています
子供のころは、苦手だった事を覚えていますが・・・ 皆さんはどうでしょうか

最近は、あまり見なくなり、食べなく事が減っているように思いますが・・・
(と言いながら、先日は、有り難く貴重な銀杏ご飯を頂きました
皆さんはどうでしょうか

また、近年、ドイツをはじめ欧米では、葉の成分に薬効が確認されています
  高血圧、動脈硬化、脳障害の予防をはじめ
  肩こり、頭痛、耳鳴り、記憶力や集中力、思考力の低下  などを防ぐとされて
イチョウの葉のエキスが、医薬品として認められたり、薬用とされています

アジアでなく、欧米で医薬品として利用されているのは、面白いですね


PHOTO239
PHOTO239 posted by (C)花信風


【 早いの? 遅いの? 視点の違い 】
ご存知の方も多いと思いますが、
イチョウの木は、 『 成長が遅く 』、 孫の代になってやっと種子をつけると言われています。
それで中国では、漢名としての 「 公孫樹 (コウソンジュ) 」 と言う別名もあるようです

「 成長が遅い 」・・・確かに種がなるまでは遅いと言えると思います。
でも、ある視点からすると・・・

父が、「 イチョウの樹」 は、家などの敷地に植える木ではないと言ってました。
なぜなら、育て易く大きく成長して、すぐ家より大きくなるから
家が木に負けてしまう・・・ ような事を話していました。


つまり、大きく成長して、やっと種子を付ける木でもあるんですね

なかなか種子をつけないが、でもドンドン成長して大きくなる木
つまり、種子を付けるのは遅いが、大きく成長するのは早い。 
早いのか、遅いのか・・・ 視点により異なりますね


歩道などによく、イチョウの木が植えられているのを見かけます。
そのイチョウの木は、春前になると枝を大きく、沢山剪定されているのを見かけます
早く大きく成長するのは良いけれど、大きくなりすぎるのは困るのでしょうね・・・

なので、イチョウの木は、寺社などに植えられている、理由のひとつかもしれませんね


大銀杏
大銀杏 posted by (C)プレティオ


【 種子(銀杏)】
子供のころ、「 ギンナン 」 がイチョウの木の種子と知り、不思議でした
その理由のひとつに、殻がある実が、木になっていると思っており、(苦笑)
そのギンナンさんの実がなっている木を、見たことなかったから、不思議だった私です

当然ですね(笑)  肉質の外種皮があったのですから
そして、基本的に大きく成長した樹にしか、種子を付けないのですから
子供ながらの疑問・・・ そのまま聞く事無く、大人になって知りました

ギンナンを取りに行かれた方が、ギンナンにかぶれになった話などを聞きます。
私は、かぶれた事がなかったですが・・・ 
かぶれた経験のある方も多いかもしれませんね~。
ギンナンの外種皮が、手に付いたまま、別のところを触ると、
その部分もかぶれる事があるようなので、注意されてくださいね

ギンナンは、なかなか種子がならず貴重で、採るのも大変な種子なんですね~
有り難い、秋の味覚ですね
知らなかった方は、食べる時に、一味違ったものになるかもしれませんね



大洞院 【 だいとういん 】の銀杏の樹
大洞院 【 だいとういん 】の銀杏の樹 posted by (C)カノープス


【 生命力の 強い木 】
木にも、いろんな性質がありますよね~。
乾燥しやすい木や、硬い木、柔らかい木、などなど・・・。
実は、イチョウの木は、柔らかい木なんですよ~。  
なので、包丁を傷めずに、まな板に適した木でもあるようです
他にも、 水切れが良い、臭いが付き難い、抗菌・殺菌作用でがある、 復元力がある など・・・
なので、料理人などには、人気のまな板の木ようです
現代では、木ではない、まな板が多いのかもしれませんが・・・
また、大きなイチョウの木は、とても貴重になり、かなり高価なものになっているようです。   

そんなイチョウの木さんは、温度や土質をあまり選ばなく、寒さにも強く成長するようです
成長しやすい、生命力の強い木  なんですね
なので日本では、北から南まで幅広く植えられているようです。 
そして、海外でも多く植えられているようです

ある薬草の本に
  「イチョウは古生代に生まれて、氷河期にも中国東南部の温暖な地で生き残った・・・」
と、ありましたよ
凄いですよね   氷河期以前からあった地球を知っている木さんだなんて・・・
事実かは、定かではありませんが・・・ 

実は、火事になると、水分を多く含むイチョウの木は、燃え難い木でもあるようです
また、それだけでなく、その水分を噴出し周りを守ると・・・ 聞いたことがあります
どこまで真実かは?ですが、凄いですよね  まるで、万能の木のようですね
ここにも寺社に植えられている理由があるように感じます
  
 
かな~り、 『 強い生命力ある木 』 で大きく成長する木と言えるのかもしれませんね

「 公孫樹 」と いう名は、孫の代までも、代々成長するって意味でもよさそうですね


大洞院 【 だいとういん 】の銀杏の葉の道
大洞院 【 だいとういん 】の銀杏の葉の道 posted by (C)カノープス


【 まとめ 】
昔から、民間療法でも用いられてイチョウさんですが、
現代でも医薬品として、海外で活躍している 「 イチョウの葉 」なんですね
もともとアジア産の木のようですが・・・。
『 どこで、どう、何が 』 注目され用いられるかわかりませんね

また、木の性質をよく理解され、まな板に使用されてきた木でもありました。
やはり、昔は自然の事を理解して、上手く共存・共生していたと言えるのではないでしょうか

また
同じ木でありながら、「 どの部分に視点をおき成長を捉えるか 」で、
異なった捉えかたになる事が 伺えたのではないでしょうか

これは、日常的な生活の中でも多いように思います。
ひとつの事柄を、様々な人の状態や立場を含め
『 色々な視点で捉える 』 と、自分の中の世界(意識)が広がるように感じてます
もしかしたら、視点は限りなくあるのかもしれません・・・ そう感じてます


ひとつの事だけで、その事を鵜呑みにしてしまわずに
『 色々な視点で、見て、考え、思い、感じたい 』 私がいます


また、これからの時代に、とても大切な部分かもしれませんし、そう感じる私がします
生命力の強い 「イチョウの木」さんは、そんな事を伝えてくれているのかもしれません。



          銀杏並木の下で・・・
          銀杏並木の下で・・・ posted by (C)あお☆りょうま(退院しました・・・)


皆さん、如何でしたか
   あなたは 「 イチョウ 」 さん から  どんなメッセージや何を感じましたか


より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです







【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 共有させて頂いています。
      (大切なフォトを、ありがとうございます)
      無断でのご使用はできませんので、ご了承ください。



注意  :  このサイトでは、あくまでも、
      民間や伝統療法として、植物などのご紹介をさせて頂いています。
      地方により使用法や用量も様々であり、医療とは異なります。
      また、病気やお薬との飲み合わせなども、ある場合があります。
      ご使用の場合は、医師又は薬剤師の専門の方にご相談ください。 



【 マナーのお願い 】
環境保護 : 自然の植物を採取する場合は、必要な分だけ採取して分けて頂き、
           植物達の繁殖や生育、自然界の環境を荒らさないように心がけましょう。
           採取後の、自然界への感謝も忘れずに心がけたいものです。
           この想いが、植物の力をより頂けるように感じてます



 



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