自然と共に歩む 『愛の手』 だより ✦漢方薬剤師のブログ✦

漢方薬(中医学)や生薬・薬草など自然を主体にご紹介し、現実的に感じることも色々綴った記事です ☆彡

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◆41 『 クローバー 1 』  自然の「触れ合い」と「贈りもの」

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ハーブでもあり、毒性もある? 『クローバー 』 さんのご紹介 ①     
 【 白と赤 ハーブ インディアンの利用法 草食動物と毒素 
                      生命に秘められた本能 本能と自立 】 



近年、春らしさを感じないまま、
寒さから 暑さになるように感じますね

大好きな、心地よい春を感じる日が少なく寂しく感じるこの頃です

そんなこの頃、店先で ゆらゆらと白い可愛いクローバーの花が咲ています
子供のころから、共に親しんだ植物です
四葉探しはなどはもちろん
クローバーのお花で輪を作り、王冠などを作った記憶はありませんか

では本日は、皆さんもよくご存じの クローバー について綴りたいと思います
日本で薬草しての利用はほとんどなく、少ないようですので、
ハーブとして使用されるクローバーとして、ご紹介したいと思います



          しろつめ草
          しろつめ草 posted by (C)プレティオ



【 白と赤 】

クローバー(詰草)には、大きく分けると 白詰草 と 赤詰花 があり品種も色々あります。
原産は、アジア、ヨーロッパ とされています。

赤詰草は、葉のすぐ上にお花を咲かせるのが特徴です。 (下の写真参照)
白詰草は、花茎を伸ばした先に 花が咲くのが特徴です。 (上の写真参照)

葉の形も少々異なり、赤詰草のほうが、すこし大きいようです

但し、花の色で、命名されている訳ではないようです
赤詰草のお花は、赤い色が多いのですが、まれに白い花の品種もあるようです。
白詰草は、白い花だけのようです。

面白いですね
品種も色々あるので、注意が必要ですね



アカツメクサ(赤詰草)
アカツメクサ(赤詰草) posted by (C)カノープス



【 ハーブ 】

ハーブとして使用されるのは、赤詰花 のほうです

≪ スイートクローバー の場合 ≫
科名 : マメ科  (一~二年草)

味 : 甘い草のような香りでウーロン茶に似た味

効能・効果 : 静脈の強壮剤と言われるほど、血管に強く働く薬草。
          血栓の予防、緊張性頭痛、神経痛、鎮痙、鎮痛、消炎、鎮静など

        注意 : 血液凝固障害のある方は、服用しないこと。

別名 : メリロットとも呼ばれ、チーズやウオッカ、ビールなどの香りつけなどに使用される。


*但し、シアン化物の含有が高いクローバーがあるので、
 自然採取の利用や、摂取量、摂取法などには注意が必要です。
 また、クローバーを多食したヒツジが、不妊化したといった報告が古くからあるため
 妊娠中、授乳中の方、また若い女性や妊娠する可能性がある方などには
 お勧めできません。




アカツメクサ(赤詰草)は、野原や畑で見かけます。 クローバー(シロツメクサ、白詰草) によく似た姿形をしており、花色は赤紫をした多年草です。
アカツメクサ(赤詰草)は、野原や畑で見かけます。 
クローバー(シロツメクサ、白詰草) によく似た姿形をしており、花色は赤紫をした多年草です。

posted by (C)カノープス



【 インディアン のメディスンとしての利用 】

≪ レッドクローバーの  「 花 」  を使用する。≫

◆更年期不傷害 
 ホルモンバランス調整に ハーブティーとして飲む。

◆その他 
  ストレス解消 ・ 不眠 ・ 抗癌作用  などにも応用される。


  書籍 「アメリカ・インデイアンの心もからだもきれいになる教え (エリコ・ロウ)」 より       


*但し、上記同様で
 シアン化物の含有が高いクローバーがあるので、
 自然採取の利用や、摂取量、摂取法などには注意が必要です。
 また、クローバーを多食したヒツジが、不妊化したといった報告が古くからあるため
 妊娠中、授乳中の方や、また若い女性や妊娠する可能性がある方などには
 お勧めできません。




アカツメクサ
アカツメクサ posted by (C)ここわんこ



【 草食動物は、植物毒を見分ける 】

クローバーは、草食動物のエサにもなっています
しかし、上記しましたようにクローバーには、毒性のシアン化物の含有率が高い品種があります。
草食動物は、なんとこのシアン化物の含有を見分けることができるようです

例えば、ヒツジやアカシカ、ハタネズミなどなど・・・
で、ハタネズミは、通常シアン化物を含まない又は含有率が少ない
クローバーを選んで食べます。  賢い本能ですね~
しかし、人間がシアン化物を含むクローバーを与えると、食べる量を減らして、
それをナント、貯えににまわすようです。  驚きですね~
これにはちゃんと理由があり、貯えると毒性が低くなる事を知っているからなのです
これは、食する植物が減っても対応ができる本能でもあると感じます
   
             書籍 「動物たちの、自然健康法 野生の知恵に学ぶ」を参考



三つ葉のクローバー
三つ葉のクローバー posted by (C)qooh



【 生命に秘められた本能 】

これは一例ですが、動物は自然界の毒素を見分けるのは勿論、
毒素も上手く利用していると言えます
ただ、むやみに食べているのでなく、「動物本能」が優れていることに
人間はもっと注目する必要があるのかもしれません
なぜなら、人間も動物であり、人間にも自然本能があることを忘れずにいるために・・・


    野生動物は 毒とは無縁に生きている。
    なぜなら、彼らはどの植物を選べばいいか知っているからだ。
    それは、野生動物が家畜になると失われる本能である。

                             モーリス・メセゲ 1991年




シロツメクサ1
シロツメクサ1 posted by (C)qooh



【 シアン 化物を含有する食品 】

クローバーに、シアン化物の含有が多いものがあり毒性があるとは、
通常はあまり知られていないように思います

実は、シアン化物を含有する身近な植物や食品に、
杏子の種(杏仁豆腐)、梅の種(梅酒)、アーモンド類、枇杷酒、カリン漬けなどがあります。
その成分は 「 アミグダリン 」 です。 この成分は、時間と共に毒性が低くなります。

  備考:アミグダリンそのものには、青酸配糖体で毒性はありません。
     体内で分解されると、毒素が発生し問題になる訳です。
     アミグダリンは、分解酵素のエムルシン(βーグルコシターゼ)によって、
      グルコース、香り成分のベンズアルデヒドと、青酸(シアン化水素 HCN)に分解され
     青酸毒を発生します。
     長い時間の経過と共に分解されシアン化水素が気化され、無毒化される訳です。
     毒性があると言われる反面、抗癌作用や免疫力がアップするとも言われ
     様々な意見があるようです。


思い出して下さい。梅の場合、熟していない青い梅は毒性があり食べれませんが、
熟すと毒性は低下しますよね。
梅酒も同様で、青い梅を使用しても、アルコールに漬けている間に毒性が低下して、
ほとんど無毒になる訳です
これは若い人たちには、意外に知られていない知識かもしれません

つまり、上記したハタネズミは、これを知っており、この行動をとっている訳ですね
人間は、動物的な人間の本能が薄れているだけでなく、
やはり、知恵の伝承まで薄れている現状を感じますね



ベニバナツメクサ
ベニバナツメクサ posted by (C)qooh



【 本能と自立 】
上記の 
 
   それは、野生動物が家畜になると失われる本能である( モーリス・メセゲ ) 
                             
これからも、
自然界の動物や生き物は、「自立して生きている」と感じ、
もしかしたら、自立が本能と繋がる深い部分であるのかもしれません

我々人間は、何に頼って生きているのでしょうか
人間はどういう状態が、自立しているといえるのでしょうか

とても、意味深い部分と感じる私です
私は、考える力、精神面、自己責任の度合い、自分の意思表現の力、などなど・・・
に関係深いのではと思います。 
でも、これを心から向き合って教えてくださる場所は、今一体どこに・・・
とても少ないように感じる私でした。 



今回は、誰もが知っているクローバーについて
ハーブとしての 「効能・効果」、 草食動物の餌としての視点の「毒性」の
両極面から、色々と綴りました

次回は、四葉のクローバーを話題にして、
植物との会話 を主に、スピリチュアルの視点で 「 クローバー 2 」 として
綴りたいと思います



シロツメクサ(白詰草)
シロツメクサ(白詰草) posted by (C)カノープス



皆さん、如何でしたか
       あなたは 身近な  「 クローバー 」 さん から
                        どのようなメッセージや何を感じましたか
  

より自然を身近に感じて
      何かしら、自然や自分と向き合う キッカケ となれば幸いです









【 備 考 】
写真 : フォト蔵の会員のお方より 許可を得て共有させて頂いています。
      無断の使用は、ご遠慮願います。
      (大切なフォトを、ありがとうございます)


注意  :  このサイトでは、あくまでも、
      民間や伝統療法として、植物などのご紹介をさせて頂いています。
      地方により使用法や用量も様々であり、医療とは異なります。
      また、病気やお薬との飲み合わせなども、ある場合があります。
      ご使用の場合は、医師又は薬剤師などの専門の方にご相談ください。 



【 マナーのお願い 】
環境保護 :  自然の植物を採取する場合は、
         採取可能な植物か確認をおこない、必要な分だけ採取するようにしましょう。
         使用部位や、類似の毒性の植物などにも注意をしましょう。
         自然界から分けて頂く気持ちで、植物達の繁殖や生育、
         自然界の環境を崩さないように心がけましょう。
         採取後の、自然界への感謝も忘れずに心がけたいものです。
         この感謝の想いが、自然の恵みや癒しを授かり、
         自然との共存に繋がる部分であると感じてます。
    











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